世界の機内食案内[27]ANA 上海・浦東〜成田

【上海・浦東~成田】NH920

▲「ANA」の文字を見ると、安心感が…

上海-成田間はおよそ2時間50分ですから、あと3時間後には日本です。

ところが成田からの便が遅れたため、折り返しとなるこの便の出発が後ろにずれ込み、13:05発の予定が14:30となりました。

また遅れか…とガックリしましたが、それでも日本はもう近い!

しかし、上海・浦東空港はどこもかしこもドーンと広かったです。

さすがに日本人の姿が多く見られます。

この機体にはWifiサービスも提供されているようです(有料)。

[昼食]

14:45に離陸し、15:20に食事サービスが始まりました。

遅れがなければ13:30頃のサービスだったでしょうから、一応これは昼食です。メニューはひとつのみ。

○マヨネーズ和えの春雨サラダ、魚のスモーク、ミニトマト レタス ハム
○うどん
○ハッシュッドビーフ、ご飯
○フルーツ (スイカ、メロン、パイナップル)
○おつまみ
○コーヒー

うどんは麺がイマイチでしたが、うどんの姿を見ただけで嬉しくなりますね(笑)。うどんつゆは美味しく、まさに日本の味。ほっとします。割り箸も付いています。箸を使うのは何日ぶりでしょう。

ハッシュッドビーフはソースが美味しく、肉もたっぷりめでした。白米のご飯は、さすが日本の航空会社だけのことはあります。

ドリンクは赤ワインをいただきました。スペインのガルナッチャのようでしたが、味わいは薄く、エグミとザラつきが感じられ、私の口には合いませんでした。

白はイタリアのフィアーノ。白を選んだ方が良かったかも。いずれも、全日空オリジナルワインのようです。

食後のコーヒーを飲みながら、個人用ディスプレイで映画鑑賞を楽しみました。

短いフライトなのに、個人用ディスプレイがあるのはポイント高いですね。USBポート、コネクター完備。座席の下には電源コンセントがありました。

最終的には、1時間40分遅れで成田に到着。

とりあえず帰国でき、ほっとしたのも束の間、あちこちたらい回しにされたせいで、案の定スーツケースが出てきません。

成田空港のバゲッジクレームのカウンターで追跡調査をしてもらいましたが、私のスーツケースは完全に行方不明になっていました。

モスクワから成田行きに積み込まれる予定でしたが間に合わず、人間だけは上海を経由して戻ってきたのですから、ロストバゲッジは当然といえば当然です。

今回はスーツケースが2個あり、追加料金まで払っていますから、これが紛失となると大ショック。とりあえず、必要な書類を書き、スーツケースの鍵とお金を預け、手ぶらで帰宅しました。

お金は税関に払う予定のもので、免税以上の本数のワインがあったため、少し多めの金額を預けてきました。差額は荷物と一緒に戻ってきます。

これまでロストバゲッジは何度かありますが、すべて戻っています。

この時も、翌日に空港から「見つかった」と電話があり、その次の日の午前中に宅配便で届きました。宅配費用は全日空持ちです。

今回はワインが入った重いスーツ2個でしたので、考えようによっては、配送してもらえてラッキー?(笑)

でも、スーツケースは開けてチェックされましたし、早くても翌々日の宅配到着ですから、ちょっと恥ずかしいし、すぐに必要なものがある時には困ります。夏場のチョコレート、ワイン、早く冷蔵庫に入れたいチーズなども心配です。

ロストバゲッジはないに越したことはありませんが、イレギュラーなフライトをした時は、きっとまた遭遇してしまうかもしれませんね。

※機内食メニューは2017年3月のエコノミークラスものです

 


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(取材・文/綿引まゆみ

わたびきまゆみ/ワインジャーナリスト

わたびきまゆみ/ワインジャーナリスト

ワイン専門誌や料理系雑誌での記事執筆をはじめ、日本ソムリエ協会webサイトのコラムなどを執筆。ワインセミナー、トークショー、海外のワインコンクール審査員など、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。スイーツ好き。

 

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