こりゃラクだ!ソニーの「肩のせスピーカー」は“ごろ寝見”や“ながら見”に最高です

気になる音質を、過去に20回は見ているであろう『もののけ姫』のブルーレイソフトでチェック。

最も驚いたのはセリフの明瞭さ。例えば、エボシとアシタカがタタラ場の隠れ家で対峙する際に話に割り込む“長”(おさ)の声。全身が包帯で巻かれていることもあり、かなりボソボソとした小声なのにしっかりと聞き取れました。心なしか長の名言がいつも以上にグッときます。

それに細かい効果音もしっかりと再生します。アシタカの顔の上に枯葉が落ちた時の「カサカサッ」とした些細な音も、小さい音ながらもキチンと聞き取れるので、いつになく「シシ神の森にいる」ような感覚を味わえました。

また内蔵の“パッシブラジエーター”によるバイブレーション機能も時折“いい仕事”をします。例えば、猪たちに炸裂する地雷の爆発シーン。大きな衝撃音と連動して本体がブルルルルッと震え、つい「お、おぅ」と身構えちゃいました。体に直接伝わる振動が程よい緊張感を生んでいるからこそ、何度も見ているはずなのに不覚にもガクブルしてしまったわけです。

▲スピーカー本体は連続で約7時間可能。バッテリーが切れた際には専用の充電台でチャージする。充電は最大3時間

▲右側には電源と振動の強さを3段階で変えられるボタンを配置。音量は左側のボタンで調整できる

▲ちなみに送信機にスマホや音楽プレーヤーの接続も可能。送信機につないだスマホで音楽を流し、本体をドアに引っ掛ければ、ワイヤレススピーカーのようにも使える

 

*  *  *

ちなみに、5.1chのサラウンドスピーカーやテレビ前に置くバータイプのスピーカーのような「音に包まれる臨場感」とは違うので、そこまでを期待する人にはお勧めできません。ただし、導入のしやすさや使い勝手の良さとともに、2万円ちょっとの出費で毎日の鑑賞時におけるサウンドがアップグレードされることを考えれば、十分買いかもしれません。

>> ソニー「ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1」

 


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(取材・文/ナゴヤリュータ)

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