【ホンダワークス“無限”試乗】“日常のスポーティ”を強化!走りに惹かれる特製シビック

■ツイスティなコースを機敏に駆け抜ける

ひと目でチューンドモデルと分かる派手めの外観。操作系の動線が短いクイックな運転感覚。若干の上下動を許容するしっかり硬められた足回り…。そんな武闘派の無限ですから、今回の目玉モデルは「シビック タイプR」でキマリ!

…と思いきや「お客さまの期待値が非常に高いので」と、無限のスタッフの方は苦笑い。「『無限』の名に恥じないよう鋭意開発中」のタイプRは今回はお預けにして、「シビック ハッチバック」を無限パーツで武装した「無限 シビック ハッチバック」(6MT)を持ち込んできました。

意外にも、ノーマルモデルと変わらないドライバーズシートに座って走り始めると、無限のシビック ハッチバック、イイじゃない! 道幅が狭くツイスティなサイクリングコースを、右に左にと、ミズスマシのように機敏にドライブできます。6速のトランスミッションには「クイックシフター」(開発中)が組まれ、ピッ、ピ、と節度感持ってシフト可能。これまた開発中と説明された「ブレーキ(フロントブレーキローター、前後パッド)」の利きもリニアです。

足回りには、ノーマルより1インチアップされた19インチの「専用ホイール」(フラットブラックミラーフェイス/税抜19万6000円/4本)を履き、背圧損失の低減を図った「スポーツエキゾーストシステム」(開発中)を装着。小気味良い排気音とともにカーブをこなしていきます。スロットル操作に対する挙動変化も自然でコントローラブル。まさに、しなやかにスポーティ!

シビック ハッチバックの無限チューンは、パフォーマンスアップは元より、運転する楽しさ向上に重点を置いたものといえましょう。ベース車の高い動力性能を活かして、程良く味つけした感じ。一方、ベーシックなシビック ハッチバックの出来栄えがこれだけいいと、スーパーハッチたるタイプRのチューニングは「さぞや大変なのでは?」と、部外者ながら少々心配に。大いに期待してリリースを待ちましょう。

ちなみに今回の試乗車には、ドライカーボン製の「グリルガーニッシュ」(税抜8万9000円)、「フロントバンパーガーニッシュ」(税抜3万9000円)、「フロントアンダースポイラー」(税抜5万9000円)、「サイドスポイラー」(税抜8万5000円)、「リアアンダースポイラー」(税抜7万2000円)、「テールゲートスポイラー」(税抜8万5000円)が装着されていました。

タイプR(450万0360円)よりグッとお値打ちなシビック ハッチバック(280万0440円)を購入し、無限パーツを装着。“日常のスポーティ”を強化して楽しむのも「アリ!」かもしれませんね。

(文&写真/ダン・アオキ)


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