BBQやカマド料理もできる新型薪ストーブ「KAMADO」【アウトドア銘品図鑑】

■着火

本体の中はいたってシンプル。凹凸は少なく、炭床はありません。なので、底に太めの薪を数本並べ、その上に空気が入りやすいよう小枝をこんもりと置き、着火剤と細めの薪を数本のせておきました。うれしいことに、キャンプ場で購入した35cm程度の薪がそのまま入ります。

着火剤に火をつけると煙突から煙が出ていることを確認できます。最初は白っぽい煙ですが、本体があたたまり、薪の水分が抜けるに従い透明の煙になっていくんですね。

炎が勢いよく上がっていることがわかります。10分ほどふたを開けたまま燃焼させます。

薪に火がついたら空気穴をあけた状態でふたを閉め、灰をかぶった“おき”になってから太い薪を追加していきます。焚き火台とは違い、近くに座っていても火の粉に驚くことはありませんし、周囲がじんわり温かい! 本体はそれなりの大きさがあるので、薪を何度も追加する手間を減らせます。ただ、個体差かもしれませんが、空気穴は開き具合をしっかり固定できないのが残念。

 

■調理は3通り

角形の焼き網付きです。薪のほかに木炭にも対応しており、バーベキューグリルとしても使えます。

ゴトクは大小ふたつ。丸いふたを取り外して、その上にクッカーをのせればOKです。

フチが張った釜のような鍋なら、鍋底をストーブ内に落としてカマドのように加熱できます。

ふたのつまみは、トングでつかみやすいよう少しくぼんでいます。分厚い耐熱グローブでもつかみやすい形状です。

大きなゴトクは、ふたをつけたままパカッと跳ね上げられます。奥行きのあるストーブなので、奥の方の炭や薪を移動させたり、焼き芋をしたりする際には、なかなか重宝する機能です。使用後にぞうきんで細かな灰を拭き取るなんてときにも便利。

*  *  *

キャプテンスタッグの新作「KAMADO」は、煙突から焼き網までそろったオールインワン。購入した薪をそのまま使えるサイズで、組み立て・撤収も簡単で、はじめての薪ストーブにぴったりです。

>> キャプテンスタッグ「KAMADO」

 


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(取材・文/大森弘恵)

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