ハイドロフラスク、スタンレー…マイボトル選ぶならどれ?使って分かったオシャレボトルの○と×

今回使った4本と、どんなところをチェックしたか?

今回使った4本はいずれも500ml前後の汎用性が高い容量を選択し、普段使う上で感じる、重さや持ちやすさ、握りやすさ、飲みやすさをチェック。

湯温に関しては、日常的に使うシーンとなるオフィスへ持ち込んで計測。7:30にお湯を入れ、お昼を食べるだろう5時間後の12:30に測りました(素人計測なので、公表データと異なります)。

写真は左からハイドロフラスク、コークシクル、クリーンカンティーン、スタンレーのキャップを取った状態。サイズはほぼ同じくらいなのですが、それぞれに個性的でした。

■携行しやすく日常使いに最適

Hydro Flask(ハイドロフラスク)
18oz Wide Mouth 4320円

容量:532ml
口径:58mm
本体寸法 高さ×幅:205×74mm
重量:325g

今回の4本の中では個人的に一番付き合いが古く、色違いも所有するハイドロフラスク。

なんとなくハワイのお土産のイメージがありますが、2009年オレゴン州ベンドで設立されたブランド。現在は水筒(ボトル)、コーヒー用マグ、ビール用タンブラー、フードフラスク(食物用のジャー)の4カテゴリーでなんと製品は100種類以上をラインナップしています。

個人的にもっともハイドロフラスクらしいなと思うこのワイドマウスで、特徴的なのがキャップについたハンドル。持ち歩くときはもちろん、蓋を閉めるときやザックのポケットから引き出す際にも重宝します。口が大きく、抽出したコーヒーをサーバーからダイレクトにも入れます。

▲二重壁真空断熱技術(TempShield)を採用。キャップはハニカム構造で、内部の温度を保ちます。お湯を入れてもあまり熱くなりません。これだけ湯温が中途半端になってしまいましたが、蓋を閉めるときは他に揃えました。

▲ドライブやトレッキング中に飲みたいときには、フリップキャップを付け替えて。これにハンドルが付いていればベストなのに

▲本体と一体化した底部。滑り止め加工が特別施されているわけではないが、気になるほど滑ることはない


・容量が大きいにも関わらず、背が低いため、カバンに入れやすく、安定感がある
・ほかのボトルに比べて60g軽く、またそれを実感できる
・豊富なカラーバリエーションをラインナップ。気分に合わせてもいいし、家族や飲み物別で色違いで揃えるのもOK
・開口部が大きく洗いやすい

×
・好みでキャップを選べるのはいいが、やはり面倒
・普通のキャップの場合、開けるたびに全開になるため温度が冷めやすい

■環境×機能を考えたオシャレボトル

CORKCICLE(コークシクル)
CANTEEN 16oz(470ml) 3996円

個人的に気になっていたのが、アメリカフロリダ生まれのステンレス製ボトル。「グッバイ、プラスチックボトル」をコンセプトに開発された、環境を考えたアイテムです。もちろんそれだけでなく、持ちたくなるデザイン性と機能性を追求したプロダクト。さまざまなカラーやコラボレーションモデルが豊富なので、つい集めたくなります。

なんと言っても独特なのが、その形状。真円ではなく、側面をフラットにカットすることで持ちやすく、また底に行くにつれすぼまっているテーパード型です。使うまでは、デザイン一辺倒かなと思っていましたが、実際に使うとその機能性を実感できます。特に、握りやすさと保温性、滑りにくさは抜群で、人気の要因がわかりました。

容量:470ml
口径:約42mm(実測値)
本体寸法 高さ×幅:245×80mm
重量:380g

▲真空スリーレイヤー構造で、冷たいドリンクをいれても結露なし。保温性が高いからか、熱いお湯を入れると、フタ周辺がかなり高熱に。ボトルを持てば問題ないですが、口をつけて飲むのは難しいほど

▲湯を入れて5時間後の12:30で80.2℃。口が狭いためか4本の中では一番保温力が高かった。ちなみに8時間後の15:30では71.8℃でした

▲冷蔵庫の製氷機で作った氷は入りますが、口は狭く、お湯を入れるには多少気を使います

▲4本の中で唯一付いているシリコン性の滑り止め。思いのほか効果は高く、オフィスのデスクに置いておく際に安心


・今回唯一ワイドマウスではなかったが、保温力は圧倒的
・カラーバリエーションが豊富でオシャレ
・直径は大きいものの、円ではないボトル形状で握りやすい
・底に滑り止めが付いていて、滑りにくい

×
・キャップ部分が非常に熱くなる。
・保温力が高い分、熱いドリンクを入れた場合、直接口をつけて飲みにくい
・口が狭く洗いにくい

【次ページ】クリーンカンティーンとスタンレー

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