インスタントラーメンのセルフ調理器がある~世界の家電【シンガポール編】

■独自の存在感がある“シンガポール家電”

到着後、まずは景気付けにインフィニティプールへと直行。地上57階から展望する金融街のビル群はザワザワとそびえ立ち、生命力に溢れていました。そして水着から着替えた足で、多くの家電が集まる「Funan(フナン)モール」へ。

▲羽田空港からチャンギ国際空港へは片道約7時間半

▲最寄り駅のシティホールから歩いてスグの立地にある「フナンモール」

今年6月にオープンしたばかりの同施設は、地下2階から地上4階までの巨大なショッピングモールです。かつてはディープな電化製品を中心に集めていましたが、リノベーション工事を経て、現在ではガジェットだけでなく、ボルタリング施設や映画館、飲食店なども併設するようになったそう。

▲吹き抜け空間が印象的な造りで約180ブランド入っているそうだ

雰囲気は二子玉の蔦屋家電に近く、数あるガジェットの中で一際目をひいたのは、カラオケ用のマイク。声の音量を上げるだけでなく、ボタンを押すと本体から曲も流せるようになっていました。

▲なぜカラオケマイクが…? いくつかの店舗で売られており、どれも日本円で約3000円ぐらいだった

売っている理由は、販売店によると「カラオケ文化が根付いているからだ」とのこと。日本ではまだあまり浸透していない、ひとりカラオケ用のBOXや、チェーン店のカラオケ屋なども多いそうで、日本のアニソンや懐メロなども現地で親しまれているらしいです。「僕もたまにAKBの曲を歌うんだ」と微笑まれ、私自身も同じ48グループに在籍していたことは、何となく言えず終い…。

白物家電では、日本市場への参入が話題になっている「Xiaomi(シャオミ)」のフロアが混雑していました。

▲日本円で約3万2000円ぐらいのロボット掃除機。薄型で使いやすそうだ

▲約4700円のドライヤー。電源が入っているため、しっかり試せるのが嬉しい所

ミニマルなデザインの本体とシンプルなパッケージ、手の出しやすい価格帯は日本の「無印良品」を彷佛とさせます。客層は20~30代の客層が多かった印象。

一方、高価な価格帯では「SMEG(スメッグ)」の調理家電と「DEVIALET(デビアレ)」のオーディオがオブジェのようにディスプレイされ独自の存在感を放っていました。販売員によると、デビアレのオーディオは人間が聞き取れる周波数よりも広い周波数を出すため、音を体で感じられるのが特徴だそう。

▲約30万~50万円のSMEGのレトロな調理家電。ビビットな色味はシンガポールの植物たちの鮮やかさにも負けていない

▲フランス発のオーディオブランド・DEVIALET。中央の「PHANTOM」は日本円で20万円ぐらいのお値段。フォルムと質感が美しい

またシンガポールでは、ITスキルを磨くための「STEM教育」への取り組みも政府が非常に力をいれていることから、子供達がプログラミングを学べるようなコミュニケーション型のロボットも多く見られました。

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