[Gear Maniax #162] 祖父母の家に置いてきても安心な高コスパライト

ボディ素材はアルミですが、それほど高級なグレードではありません。比較的肉厚ですが、樹脂部分も多く重くはありません。

特徴的なのは(一番左の「SH-1CRD」を除き)浅いリフレクターとフラットパッケージのLEDの組み合わせ。広い周辺光とくっきりとした中心光を併せ持っています。

▲「SH-131D」標準設定。通常は500ルーメン以下のライトを撮るときに使う撮影場所

「SH-131D」は80ルーメンのモデルです。「SH-1CRD」が250ルーメンである以外は、70~80ルーメンに設定されていて、控えめな明るさと言えそう。

配光的にはルーメン値を抑えつつそれなりに遠距離を照射しようという意図を感じます。「SH-1CRD」だけはドームタイプのLEDですが、スポットの小さい照射は同じです。

1つ上の写真では暗く感じますが、足元距離であればどのモデルも歩行には問題ない明るさです(設定は同じ)。平坦地で30~50ルーメンあればストレスなく歩けるので、70~80または250ルーメンという明るさは十分、いや十分すぎるほどでしょう。

個人的に面白く感じるのは「SH-121D」。単2電池1本使用のライトです。この電池構成は他のメーカーでもほとんど見かけません。単3、単4電池よりもはるかに電池容量が大きく、いくら非力なアルカリ電池といえども80ルーメンであれば数時間のランタイムが期待できます。このバランスの良さは素敵。家庭の防災用に単2電池を備蓄している場合、かなり有効な選択肢になりそうです。

シンプルで安価なシリーズだけに、正直に言って過度な期待は禁物です。が、理解して使う分には問題ないし、通常はこれくらい「基本的」なライトの方が扱いやすいだろうと思います。祖父母の家に置いてきても安心なライト。そんな感じのシリーズです。(アカリセンター価格:「SH-1CRD」2402円、「SH-141D」1020円、「SH-131D」1020円、「SH-121D」1020円)

 

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(文・写真/アカリセンター

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