キャンプでこそ“ほったらかし料理”を!サーモス「シャトルシェフ」【アウトドア銘品図鑑】

■がたつきにくい・ロック機構付き

シャトルシェフは保温容器と調理鍋で構成されています。基本は家庭用のシャトルシェフと同じですが、アウトドアを考慮した細かな仕様の違いが見られます。

家庭用のシャトルシェフは調理鍋が両手鍋になっていますが、アウトドア用は片手でも持てる仕様。家庭よりも作業スペースが限られるキャンプでは、鍋を持ってから「作業台が片付いてない!」と慌てることが少なくないのでこれは便利。しかも調理鍋のフタはガラス製ではなくステンレス製。割れないので安心ですね。

ちなみにアウトドア用の設計ですが、調理鍋は焚き火ではなくガスコンロやクッキングヒーターなどを利用します。保温容器はほかのシャトルシェフと同様、火にかけられません。

▲保温容器の中に、調理鍋を入れて使う

保温容器は二重構造で内側は真空。魔法びんと同じで抜群の保温力をもっています。クーラーボックスに鍋を入れても同様の効果を得られるのでは? と思ってしまいますが、シャトルシェフは熱々の調理鍋を入れてもOKだし、保温容器と調理鍋の隙間を極力なくしているので熱のロスを最小限に抑えられ、しっかり調理できます。

アウトドアシリーズのシャトルシェフは、フタを手前に倒すことでロックできます。ロックすると調理鍋のフタが押さえられるので、自宅で加熱、キャンプ場に向かうまでに車内で調理なんてこともできそう。

また、調理鍋のフタを保温容器にちょい置きできます。鍋のフタは置き場所に困るので、これはうれしい!

それに、このフタ置きのゴムがロック時にフタを押さえて中身をこぼれにくくするという役割も担っています。

保温容器に調理鍋をセットしても、ハンドルはほんの少し上に位置した状態。保温容器内にハンドルが落ちることがないので、スムーズに取り出せます。

【次ページ】キャンプで保温調理器を使う4つのメリット

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