アディダス「4D ラン 1.0」の自分の足で走っている感覚がたまらなくイイ

■抜群の足馴染み

一般的なソールは、1枚板が入っているような“シューズを履いている”という感覚なのに対して、この靴はソールと足の裏が一体となったような感覚。足の裏全体で地面を踏んでるような印象です。素足感覚の足馴染みにクッション性が加わった、そんな履き心地。

▲初めて履いたシューズと思えないような足馴染み

流行りのバネのような浮遊感ではなく、芯のある弾力性とほどよい反発力があります。クッション性が高いシューズは靴に走らされているような勝手に足が前に行く感覚がありますが、このシューズは自分の足で走ってるという意識が生まれやすくトレーニングには最適なシューズです。そして以前のモデルより40gも軽量化されています。

▲未来的なデザインは履くたびに気分を上げてくれる

大抵のシューズの履き始めは、それまでとは違う箇所が筋肉痛になったり、足の裏が痛くなったりと、履きなれるまでに時間が必要でした。けれどこのシューズは、順応のスタート地点が他の靴よりも早かったように感じます。なによりもアッパーのニット素材のフィット感が最高。窮屈でいて隙がないしっかりとしたホールド感、そして通気性があり、最初に足を入れた時は履き心地で笑顔がこぼれました。

▲何回か履いていると足も馴染んできてより快適に。普段のスニーカーと同じサイズで問題なし

 

■快適な走り心地を実現する革新的なミッドソール

▲中足部からつま先にドロップが効いていて体重移動をガイドしてくれる

このシューズの一番の特徴はミッドソール。アディダスが17年間にわたり蓄積してきたアスリートの走行データの分析結果をもとに、米Carbon社の3Dプリント技術“デジタルライト合成”で開発されたものです。足の動きに合わせた緻密な設計により、あらゆる角度からの着地の衝撃を吸収し、効率良く自身のパワーへと変換してくれます。

▲「ラティス構造」をミッドソールに採用。デジタルテクノロジーで生まれた未来を体感できる

▲かかとはミッドソールの方が広く作られていて、より高い安定感を生み出している

アウトソールには耐久性の高いコンチネンタルラバーを採用。均一な高さでラグがあるため接地面にムラがなく、体重移動もスムーズ。またグリップ力もあるため最後の蹴り足まで力を込められます。蜂の巣のようなラグで前後左右に滑りにくくなっているのもポイントです。

▲滑りにくくグリップ力のあるアウトソール

 

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