【動画あり ロードスターRF】ついにマツダはロードスターを“再発明”した!

そして、待望の発表日。

どれどれ? お!? ん? ウィーーーン???

あれー、コレってガッツリ電動ルーフじゃん!!!

完全にやられました。あのアクションはリークでもなんでもなく、単なるストレッチ運動? ただカラダをほぐしていたのでしょうか??

しかし、何これ? 電動とか手動とかいっている場合じゃないほど、カッコイイ! というか、これは手動では実現できないフォルム。しかも、ネーミングまでイカしてます。「ロードスターRF(リトラクタブル・ファストバック)」。現地名「MX-5 RF」です。

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ロードスターRFは、真横から見た時のルーフラインが秀逸です。ファストバックスタイルとしては、メジャーどころでいうとポルシェの「911」などに通じる流麗なシルエットです。

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先代ロードスターのリトラクタブルハードトップ仕様もそうでしたが、ソフトトップモデルを単にハードトップに置き換えると、どうしてもポッテリとしたルーフラインになりがち。キャンバストップであれば違和感どころか軽快感さえ伝わってくるのですが、ハードトップだと、どうもボディラインの連続性が失われてしまう印象です。

そこをザックリ解決したのが、このリトラクタブル・ファストバック。シートの後ろの両側に、ルーフラインを構成する支柱を意図的に残し、その造形で美しいシルエットを完成させています。

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なるほどー。例の“フォークボールの握り”は、この部分の形状を暗示していたんですねー。

一見するとクーペ。どう見てもクーペです。でも、それでいて、ロードスターらしいオープンエアモータリングも楽しめます。

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ソフトトップ仕様とは違ってフルオープンにはならず、ルーフトップ部分が開放されるだけ(いわゆるタルガトップ)、という意見もあるでしょうが、ドライバーからは(助手席からも)、リアの特徴的な構造は視界に入らないので、視界はほとんどソフトトップと変わらないという道理です。つまり、開放感が損なわれていない点も、ロードスターRTの妙味なわけです。

ちなみにこの電動ルーフ、車速が10km/h以下であれば走行中も開閉可能で、リアのガラスウインドウも開閉する贅沢な構造だとか。

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しかもラゲッジスペースの容量は、ルーフを収納するスペースを設けながらも、ソフトトップ仕様と同じ大きさを確保しているのだとか。日常的な使い勝手も配慮してるんですね。

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ちなみに、ニューヨーク国際オートショーで発表されたMX-5 RFに積まれていたのは、ガソリンエンジンの“スカイアクティブG 2.0”でした。

お!? RFは2リッター仕様なの? と再び先走っちゃいましたが、正式には「マーケットごとに適切なラインナップで展開していきます」とのアナウンスが。日本仕様はやはり、ソフトトップ仕様と同じく、1.5リッターの“スカイアクティブG 1.5”が載るのでしょうか?

あとはスポーツカーというだけに、走りを左右する車両重量がどれくらいに収まるかが気になるところ。ソフトトップ仕様はアンダー1トンの車重が話題になりましたが、RFは電動ルーフ化などに伴い、1000kg以上1100kg未満、という辺りに収まると思われます。

あと、今回のロードスターRFには、実はもうひとつトピックスが。それが“マシーングレー”と呼ばれる新色のボディカラーです。

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今やマツダの顔にもなっている“ソウルレッド”と同様、極薄のアルミフレークを含んだ塗料で、ソウルレッド用に開発した塗装技術“匠塗 TAKUMINURI”を進化させ具現した色。まるで、金属の塊から削り出したかのような重厚な質感。いやぁ、こちらも魅せてくれます。

さて、最後にまとめです。

スポーツカー然としたファストバックスタイルと、妥協なきオープンエアモータリングの両立。これはもう、マツダがついに、ロードスターを“再発明”してみせたといっても過言ではないと思うのです。

マツダさん、ロードスターRFを、早くニッポンでも売って下さい!

<※ルーフの作動状況などは、ロードスターRFの公式イメージビデオでチェック!>

<SPECIFICATIONS(開発目標値)>
☆MX-5 RF(ロードスターRF)
駆動方式:FR
フロントサスペンション:ダブルウイッシュボーン式
リアサスペンション:マルチリンク式
エンジン:2リッター 直列4気筒 DOHC
トランスミッション:6速MT/6速AT
最高出力:155馬力/6000回転
最大トルク:148ft-lb/4600回転
タイヤサイズ:205/45R17

(文/ブンタ)

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