キャンプの楽しさ広がるサバティカル「モーニンググローリー」が人気な理由

さて「モーニンググローリー TC」は大型フロントパネルが特徴的な“シェルター”。なんといっても特徴的な大型フロントパネルのデザインに一目惚れしたわけですが、ぶっちゃけ2~4人が泊まれる広々としたサイズ感なのに4万3780円という価格も魅力的でした。

基本的にはワンポールテントに似た仕組みで、ちょっと違うのが開口部とその左右にサブポールが付属していること。これにより前面の開口部から出入りしやすいだけでなく、ワンポールテントの弱点である端っこのデッドスペースが活用できるという素敵な設計になっています。

おかげでテント際に物を置いたり、コットを置いたりして寝るのも可能。大人4人でそれぞれコットを持ってくれば、中央をリビングにしつつ快適に過ごせます。普通のワンポールテントだと際の角度が急なため、こうした活用法が難しいけど、約190.5cmというビッグサイズのコットも入り口から中央までに収まるサイズ感。う~ん、ほんとに広い。

また、別売りのインナーテント(1万1800円)を設置すれば大人2人が寝られる寝室としても使えて便利。こうすると、タープ+テントのような使い方になり、荷物も減らせる。ソロキャンプなら十分すぎるほどのスペースを堪能できます。

タープ代わりと言いましたが、天然繊維のコットンと化学繊維のポリエステルの混紡繊維であるTC素材なので、雨に濡れるとコットンが膨張し、雨の浸入をしづらくする効果が。そして、なんと初張りで雨に降られるというテンションだだ下がりの憂き目に会ったものの、室内は全然ビクともせず快適そのもの。

ただ、コットンが水を吸うため、本体9.2kg(総重量14.35kg)とただでさえ重い生地がさらに重くなり、雨のまま撤収となると乾かすのも一苦労…。基本的にオートキャンプしか行かないのでそこまで重さは気にしないけど、女性にはキツいかもしれません。

とはいえ、広々としたテント内で雨が降っても安心して料理もできるので、気は楽。とりあえずステーキ丼を作ってお酒を堪能。あ~、キャンプでダラダラお酒を飲むのがやめられない(笑)。至福のひとときですわ。

【次ページ】大きめタープと合わせて巨大リビングを作る

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