寒くてラインが結べない!かじかむ指先を水や寒気から守る方法

■モンベルのフィッシンググローブが超優秀でした!

4年ほど前ですが、晩秋の夜、湾奥の河川シーバス釣りにはまっていたとき、頻繁にルアーチェンジをしやすいようにするため、いい指切りグローブを探していました。たどり着いたのが、当時モンベルで販売していた、ネオプレン製の3本指切りのグローブ。

以来、5シーズンほど現役で使い、あまりに快適なので冬以外も使用しています。針に引っかけたりして、さすがにカット部分などはほつれなどがありますが、基本性能はまったく落ちず、見かけの耐久性(耐候性)が、ほかのグローブよりグンと高いです。

そこで、昨年新しくなったこのモデルをふたつ買い増ししました。フルグローブ(3本指露出可能)と、3本指切りタイプです。

モンベル
「ネオプレン フィッシンググローブ」
価格:2860円

素材は甲側が2.5mm厚ネオプレン両面ジャージ、手のひらには滑り止め加工を施した2.5mm厚ネオプレンスキン(クロロプレンゴム)で切り替えています。

手元での細かい作業時以外は、指のキャップを被せています。濡れた後のリール操作時はフルグローブに戻してぬくぬく。

水をがっつりはじきながら、水の吸収が最低限にとどまっているようです。
ストレッチの効くネオプレン生地を立体裁断&縫製しているため、手のフィットに違和感が少なく快適です。ギンギンに冷えた金属製のベイトリールを、手のひらで包み込むように持つのが地獄だったけど、これはもう快適!

手のひら側の生地も厚手なので、地磯で岩をつかんだりするような場面でも安心。
全体の仕様を見ても厳冬期の釣り向けで、一切の無駄な機能がありません。カヌー用や登山用など、エクストリームなグローブを作ってきたモンベルの知見の豊富さが感じられます。

モンベル
「ネオプレン スリーフィンガーレス フィッシンググローブ」
価格:1760円

構成は甲側が1.5mm厚ネオプレン、手のひら側が1.5mm厚ネオプレンスキンと、上記のフルグローブタイプよりもやや薄手。ほぼフルシーズン使えると思います。

あくまで体感値の話ですが、2.5mm厚だと1.5mm厚にくらべて暖かさは30%増し、3シーズン用の非ネオプレン系素材に比べると、70%増しになるくらいの感覚です。特に水に濡れたあとも、露出していない部分がまったく冷たくならないのが本当にすごいです。

なにより、コスパがスゴイ。指切りモデルは1600円前後、フルグローブ(3本指露出可能)なモデルが2600円前後。以前使っていた大手釣り具ブランドのモデルが5000円〜6000円することから考えたら、性能がまったく見劣りせず、何より快適なフィット感、荒く使っても耐えてくれる耐久性、暖かさ、どれをとってもコスパが最高だと思っています。

指先の作業しやすさをとるか、完全防寒をとるかを、その日の気候と釣りもので変化に対応できるよう、筆者は2つ持ちで対応しています。2つ持ちできるコスパの良さなんです!

【次ページ】濡れて冷えればやっぱり寒い…華麗なるカイロ使いを極めよ!

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