【趣味のためのクルマ選び】趣味に仕事にこれは使える!トヨタ エスクァイア

実際に仕事のアシとしてエスクァイアを使ってみると、ミニバンの使いやすさが骨身(!?)に染みます。

カメラマンとライターが、フロントシートで交代で運転。特等席であるセカンドシートには、モデルさんとマネージャー氏、そして申し訳ないけれど、小柄なメイクさんにはサードシートに座ってもらう。3列目シートの片方を側壁に跳ね上げ、広がったスペースを荷物置きにします。低い床に高い屋根。ボクシーなボディが奏功して、無理なく人と荷物を載せられます。

トヨタ エスクァイア ハイブリッド

メジャー片手に荷室を測ってみると、荷室の最大幅は130cm、ホイールハウス間が98cm。天井までの高さは125cmもある。それでいて、地面からバンパー上部までの高さは50cmと、一般的なステーションワゴンより低くなっているので、重い荷物を出し入れする際にはありがたい。

トヨタ エスクァイア ハイブリッド

荷室の奥行きは、サードシートを使用する際は30cmしかありませんが、シートを側壁に跳ね上げれば120cmとなり、セカンドシートを前にスライドさせればさらに奥行きを稼ぐこともできます。サードシートの跳ね上げは、ロック解除レバーを引き上げるだけ。ほぼワンタッチで可能です。

取り外したサードシートのヘッドレストを側壁に挿して収納できたり、ラゲッジのフロアボードを立てる際、サードシートに固定するためのフックが付いていたりと、細かい気配りに感心します。

トヨタ エスクァイア ハイブリッド

機動的なシートアレンジは、もう日本車のお家芸といえるんではないでしょうか。「アレンジのために、乗員の座り心地が犠牲にされている」なんて批判もかつてはありましたが、今では両者がうまくバランスされています。

トヨタ エスクァイア ハイブリッド

ステアリングホイールを握って走ってみれば、ドライブフィールも普通の乗用車とほとんど変わらない。これなら「家族が増えたから」とか、「仕事で人を乗せないといけないから」といった消極的な選択肢としてのみならず、趣味に仕事に「とにかく便利!」と、積極的に選びたくなるのも分かります。

実際、このクラスのミニバンは、「カローラ」「カローラハイブリッド」を追い抜き、人気のコンパクトSUVと拮抗する売れスジになっています。エスクァイア、ノア、ヴォクシー、それに日産「セレナ」、ホンダ「ステップワゴン」が、それぞれザッと月5000台以上(!)売れる時代。なるほど、休日の公園などの駐車場に、ズラリとミニバンが並ぶわけです。

陳腐な例えをするならば、エスクァイアは少々見かけは派手だけれど、料理が上手で気が利いて、意外な包容力を見せる女性、とでもいえましょう。ひと度付き合い始めたら、その先に浮かび上がるのは「結婚」の2文字。なるほど、毎月登場するニューモデルにとっかえひっかえ“浮気”しないといけない自動車メディア関係者が、「剣呑、剣呑」とミニバンを避けたがる気持ちがよく分かりました。

トヨタ エスクァイア ハイブリッド

<SPECIFICATIONS>
☆ハイブリッド Gi(7人乗り)
ボディサイズ:L4695×W1695×H1825mm
車重:1620kg
駆動方式:FF
エンジン:1797cc 直列4気筒 DOHC
トランスミッション:電気式無段階変速機
エンジン最高出力:99馬力/5200回転
エンジン最大トルク:14.5kg-m/4000回転
モーター最大出力:82馬力
モーター最大トルク:21.1kg-m
価格:320万4000円

(文&写真/ダン・アオキ)

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