ビクトリノックスの名作時計「I.N.O.X.」を自分好みの“釣り仕様”で作ってみた

■悩み始めると止まらない!だって全部カッコいいし

とにかく軸となるカラーから決めないと種類が多すぎて、らちが明かないことに…。まずビクトリノックスといえばキーカラーはレッド。サンプルを装着してみると、なかなかビビッドな感じで悪くないなと。ラバーベルトとの愛称もよく、やはり人気カラーとのこと。

個人的にはカーキが大好きなので、ダイヤルもストラップも同色にしていきたいのですが、悩み始めると止まらない…。まずはケースから決めていくことにします。

▲左がチタン、真ん中がステンレス、右奥がカーボンケースになっている

編集「ステンレス(6万6000円)、チタン(8万3000円)、カーボン(9万9000円)とありますが、通常はみなさんどのように選ばれるんですか?」

中田「やはりビジネスでも使いたいという方はステンレス。軽さを求めるならチタンか、ハードな仕上げだとカーボンもありです。今回はアクティビティに向いたということなので、カーボンがいいかもしれませんね」

編集「そうですね、じゃあケースはカーボンで。釣りにも行くので濡れても気にならなそうだし。次はダイヤルですけど、どれもマット加工でカッコいいですね」

中田「はい、レッドやネイビーは定番として人気ですし、オレンジも珍しいので面白いでしょう。『MY I.N.O.X.』は秒針がすべてホワイトですから、合わせてみると上品さがあります」

編集「たしかに! どれも捨てがたいですけど、ハードなカーボンケースにあえてシンプルかつ上品なホワイトダイヤルはアリかも。じゃあ、そこに好きなカーキ系とビクトリノックスらしいパラコードを足して…と。いや~、でもやっぱりネイビーも捨て難いし、チタンケースも…」

中田「悩んじゃいますよね(笑)」

結局、小一時間悩みまくって決めたのは、カーボンケースにホワイトダイヤル、迷彩のパラコードストラップという組み合わせ。好きなカラーのカーキはケースバンパーとマルチツールに振り分けてみました。また、ここで別売りとしてストラップだけ替えバンドを購入するという手もあります。ステンレスケースにしておいて、オンはステンレスベルト、オフでラバーベルトに着せ替えみたいなイメージです。

▲選択できるのは、ケース、ダイヤル、ストラップ、バンパー、ナイフ、そして刻印のありなし

オーダー書に注文を書き込み、これで完了。ではなく、裏ぶたに刻印のサービスまであるとのこと。釣りウォッチとしてメモリアルにするため、「fishing takashi」と入れてみました。これで発注から約2~3週間後に到着するとのこと。ワクワクしながら店舗を後にしました。

*   *  *

そして数週間後……。到着すると、カッコいい専用ケースにすべてが収まっており、とても大満足。まさに自分のためだけの超絶タフな時計セットです。ムーブメントはクォーツ式で手入れ不要だから、休日用のヤンチャな時計としてぴったり。ガンガン使い込んで、いろいろなところに遊びに連れて行こうと思います。

「歴史あるスイス製のたしかな技術とスタイルをご自身の手で好きに作れる『MY I.N.O.X.』は、エントリーの方から誰でも楽しめるサービスになっています。今回のように釣り好き、アウトドア好き、という以外にも自分のライフスタイルに合ったコンセプトで素材やカラーリングを試しながら、ビクトリノックスの時計の素晴らしさを体感してみてください」と中田さんは言います。

現在、期間限定で常設である銀座店とグランフロント大阪店以外でも体験が可能とのこと。ライフスタイルが多様化している昨今、自分らしい腕時計を作って身につけられる、なかなか贅沢な体験型サービス。興味のある方は足を運んでみてはどうでしょうか。

>> MY I.N.O.X.

<取材・文/三宅 隆(&GP) 写真/下城英悟>

 

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