NSRやTZRが甲高い2ストサウンドを響かせる“日本一熱い草レース”があるんです

1980〜90年代バイクブームの頃、毎年のようにモデルチェンジを繰り返すレーサーレプリカの進化に心を踊らせた人も多いことでしょう。その時代のレーサーレプリカが、今も現役で競い合うレースがあります。

筑波サーキットで年2回開催されているテイスト・オブ・ツクバ (TOT)というレースで、いわゆる選手権レースではない草レースですが、近年は多くのエントリーと観客を集めていて“日本一熱い草レース”とも呼ばれています。

NSRやTZRなどのレーサーレプリカが集まるのは「D.O.B.A.R. ZERO-4」と呼ばれるクラス。1980年代までに生産されたバイクで、排気量は2ストロークが250cc以下、4ストロークが2気筒以上で241~555cc以下となっているので、2ストレプリカ同士のバトルはもちろん、2ストv.s.4ストという競い合いも見られます。

近年は、NSRとカワサキのZX-4(見た目はほとんどZXR)がトップグループでしのぎを削るという、当時を知るライダーにはたまらない状況となっています。

 

【次ページ】自宅に(自走で)帰るまでがテイスト・オブ・ツクバです!

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