水冷か?空冷か?ハーレーダビッドソンの新世代エンジンはどっちが楽しい?

ハーレーダビッドソンといえば、空冷のVツインエンジンのイメージが強いですが、近年は排出ガス規制の強化もあって、エンジンの水冷化が進んできています。“いつかはハーレー”と思っているライダーも少なくないと思われますが、最新の水冷エンジンと空冷エンジン、どのような違いがあるのか、乗り比べてみました。

これから同ブランドの主力を担う水冷エンジンの代表が「Revolution Max」と呼ばれるパワーユニット。試乗したのは、その中の975ccバージョンを搭載する2023年モデルの「ナイトスター スペシャル」。そして、1923ccと同社最大排気量を誇る空冷エンジンを搭載した「ブレイクアウト117」です。排気量では倍近い差がありますが、キャラクターの違いを含めてレポートします。

 

■最新の水冷マシン「ナイトスタースペシャル」

Revolution Max エンジンは、2021年発売のアドベンチャーマシン「パン アメリカ1250」に初めて搭載された水冷ユニット。その後、「スポーツスターS」や「ナイトスター」などブランドの主力モデルに採用され、ハーレーダビッドソンの中核を担うユニットとなっています。

排気量は1250ccと975ccの2種類が存在しますが「ナイトスタースペシャル」に搭載されるのは975cc。最高出力は89PSで最大トルクは95Nmを発生します。

【次ページ】個性が強いのはやはり空冷だが…

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