
その計測結果をもとに、自分の足に合うベースのインソールを選びます。今回は日常履きから軽い運動に使いたいので、前述の「カスタム バランス」というモデルセレクト。あとは専用の機械で熱を加えて柔らかくしたインソールに足を載せ、自分の足型に変形させていくのですが、ここがただ載せるだけじゃないんです。

足を載せる前にスタッフが足首の向きを整えてくれ、いざ成形というときにも足首をグッと支えて正しい位置に近づけた状態で形をとってくれる。“今の自分のクセ”をそのまま固めるのではなく、“あるべき位置”に寄せて作ってくれるわけです。熱でやわらかくなったインソールを足型に合わせていく工程はまさに“その場で作っている”感があって、お店で人の手にやってもらう価値だなと感じます。
ちなみにひとつ気をつけたいのが時間。私が行った店舗では“10~15分ほど”という案内も見かけましたが、実際は混み具合や、作る前の計測にしっかり時間をかけてもらったこともあって、もう少しかかりました。最低でも30分は余裕を見ておくと安心です。
▲私の足形に合わせて整形されたインソール
肝心の履き心地ですが違和感がすごい。痛いとか合わないということではなく、“いつもの足の置き方と違う”という、とにかく普通じゃない感じ。普段意識することのない土踏まずを感じられるようになるのが違和感の正体かも。ちなみに、クッション性のあるインソールではないので注意。その代わり、かかと周りが硬めでスポッと収まりのいい感触。
聞けば、これを常用して1か月ほど履き続けると歩き方そのものに違いが出てくるそう。つまり今感じている違和感は、足が新しい位置に慣れていく途中の感覚ということになります。
新しい靴を一足買うより手軽に、今の愛用靴はそのままで足元から見直せる。少なくとも今のところ、なかなかいい買い物をした気がしています。1か月履いたら本当に歩き方まで変わるのか。そこは、しばらく自分の足で確かめてみようと思います。ちなみに今のところ2週間程履いていますが、プラシーボかも知れないけど快調です。
>> Alpen
<文/山口健壱>
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