MacBook Proに向く人、iPad Proに向く人の見分け方

持ち歩くデバイスとしては十分なパフォーマンスを期待でき、画面もきれいで、キーボードの使い勝手も及第点。さらに、操作の快適性の向上や時短を期待できるTouch Barも搭載。13インチのTouch Bar搭載モデルで17万8000円(税別)〜と、価格はそれなりですが、MacBook Proは、買って損なしの1台と言えそうです。

外部インターフェイスは、Thunderbolt 3(USB-C)×4とヘッドホンジャック。USB-Cはまだ普及途上なので、従来から持っている周辺機器の接続には変換アダプタが必要になることもあるでしょうが、4ポートあれば困ることはないでしょう。

右サイドにヘッドフォンジャック、両サイドにThunderbolt 3のポートを2つずつ備える

▲右サイドにヘッドフォンジャック、両サイドにThunderbolt 3のポートを2つずつ備える

iPad Pro 12.9インチは8万2800円(税別)〜で、Smart Keyboardは1万7800円(税別)。さらに、iPad Proには欠かせないApple Pencilが1万800(税別)なので、全部購入すると、11万1400円(税別)。正直な感想を言えば、文字入力の作業などがなく、Webサイトや動画を観たり音楽を聴いたりするには、iPad Proのほうが軽くて使い勝手が良さそうです。Apple Pencilを使うことで紙のノートも要らなくなります。

Apple Pencilでアナログ的な入力ができることは、iPad Proだけのアドバンテージ

▲Apple Pencilでアナログ的な入力ができることは、iPad Proだけのアドバンテージ

でもやはり、どちらか1台を購入するならばMacBook Proをオススメします。いまは目新しく感じるTouch Barも、いずれはMacBookの標準機能として定着していくはずです。文字入力をすることが少なめで、「見る」用途が中心ならば、iPad Pro+Smart Keyboardをパソコン代わりに使うのもアリでしょう。もちろんノートPCとしてもフル活用して、映画や音楽、お絵描きなども楽しみたいのであれば、両モデルを購入して使い分けるのが理想的でしょう。

>> Apple「MacBook Pro」

 


[関連記事]
【知ると役立つ】iPad Proを120%活用できる3つのワザ

iPad Pro 9.7インチに買い替えをオススメする5つの理由

Surface Pro 4に向く人、iPad Proに向く人の見分け方


(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード