ベッドでダラダラ、漫画とYouTubeを楽しむ。予想通り「Galaxy Z Fold8」ってエンタメにも相性抜群です

■読書はやはり「漫画の見開き」に価値アリ

続いて、読書です。リーダーとなるアプリによっても体験が変わってくると思うので、一様に評価しづらいものですが、今回は代表例として「Kindle」を試しました。

前述したように、サイズ感は新書よりひと回りコンパクト。そして、フォルダブルとは言いつつも、画面を折り曲げた状態のまま読むことは基本的にはできないので、小型タブレットでの読書体験にかなり近い印象ですね。

もしリアルな読書体験を期待していた場合には、中央に区切りがなかったり、一度に目に入ってくる情報量が多かったりで、リズムをつけづらかったりする人もいるかもしれません。

サイズ・重さ的には、電子書籍リーダーのKindle Paperwhite(7インチ、204g)などに近い印象です。

Galaxy Z Fold8でKindleを使っている様子

▲横向きで電子書籍を読んでいる様子(※画面にはモザイクをかけています)。一応補足しておくと、文字の表示サイズはアプリ側の操作で変更可能だ

Galaxy Z Fold8でKindleを使っている様子

▲縦向きで電子書籍を読んでいる様子(※画面にはモザイクをかけています)

▲繰り返しになるが、サイズは広げた新書よりもひと回りコンパクト。手に持ったときの負担はKindle Paperwhiteくらいのイメージだ(※画面にはモザイクをかけています)

というわけで、目に入る文字量が増えることで、流し読みするスピードは結構上がると思います。ただ、ゆっくり小説とかエッセイを愛でるとなると、どうでしょうね。筆者はまだ紙に惹かれちゃいますね。電子だとしてもゆっくり読むなら(すなわちページめくりの頻度が低いなら)普通のスマホでもそこまで不便は感じないかも。

電子コミックを表示している様子

▲やっぱり電子コミックの見開き表示は良いですね(※画面にはモザイクをかけています)

一方で、電子コミックを見開きで表示できるのは、大画面ならではのメリットです。もちろん、よく使う漫画アプリやコンテンツの種類(横向きか縦向きか)で体験が変わってくる部分もありますが、見開き絵の迫力は普通のスマホじゃ体験できないところですので。あとは、セリフの小さい文字も読みやすかったです。

繰り返しになりますが、持っていて軽いのが魅力なのかなと思いました。寝っ転がって漫画読んでいてもタブレットほど疲れない。うっかり寝落ちしたら…と思うと少々不安はよぎりますが(苦笑)、ダラダラ漫画読むには最高なデバイスだと思います。

また、今回は試しませんでしたが、似たようなところで、電子雑誌の閲覧などにも向いているとは思います。タブレットよりも画面が少し小さいので、細かいキャプションには拡大操作が必要になるでしょうが、全体を流し読みするなら十分。

同様に、エンタメではないですが、移動しながら電子新聞を読みたい人にも良いかもですね。

 

■そのほか楽しめそうな使い方は…

ほかに何か相性のよい用途はないかなといろいろ探ってみましたが、一度に表示できる情報量が多いという点で、生成AI系のアプリとはやはり相性が良いですね。

最近は、自分の好きなことを調べる時間が、「ブラウジング」ではなく、「動画視聴」や「生成AIとの対話」になってきている人も多いでしょうが、やはり大画面はこうした時間を支えてくれます。

純粋なエンタメコンテンツではないですけれど、ちょっとした息抜き時間を快適にしてくれるというのは、フォルダブルの魅力のひとつなのかも。

たとえば、生成したコードを確認しやすいのは大画面ならでは。実際にコードを読むのは、コーディング作業と並行しながら行えるPC画面の方が良いと思いますが、移動しながら概念を復習したり、方向性を検討したいような場面では、割と役立つかもしれません。

Geminiを横向きに開いた様子

▲ちょっとした息抜きの時間に、生成AIを開いちゃったり…

Geminiを縦向きに表示したイメージ

▲画面が大きいから、そのままゲームのコーディングについて復習しやすかったり…

また、筆者はGemini Notebookでスピーキングやリスニングの練習のなかから、必要な表現を復習する際に問題を作成してもらったりしています。ご覧の通り、タブレット表示はやはり視認性が良い。シンプルに、スマホの使い方が広がりそうだな、と思いました。

GeminiNotebookを開いた様子

▲GeminiNotebookで日課の英語勉強をしてみたり。画面が大きいから、とにかく生成結果が見やすい

そのほか、個人的な趣味に関連したところでは、ピアノの楽譜表示に使うのも結構アリじゃないかと思いました。上級曲を表示するには、やはり紙の楽譜か12インチ級のタブレットが必要になるだろうと思いますが、初級〜中級なら7インチ級でもギリギリ読めそう。コード譜とかもアリかもしれません。

▲楽譜を表示してみた様子。小さいけれど、コード譜くらいならアリかも

例えば、旅先の田舎で、ポツンと佇むストリートピアノに出合ったとき、さっとフォルダブルスマホで楽譜を開けたらスマートだなって思います。

*  *  *

やはり横折り型フォルダブルの魅力は、小型タブレットに匹敵するサイズの画面を持ち運べるということなんだなと思います。いままでスマホだけ使ってきた人ならば、新たにタブレットとしての体験が加わって感動できるでしょうし、すでにタブレットの経験がある人ならば、スマホ&タブレットという二重管理の手間から解放される…。

高い端末だからこそマルチタスクを駆使してビジネスライクかつ高尚に使わなければならない、と身構えてしまいがちかもしれませんが、せっかく買うならダラダラとエンタメ目的で楽しむことこそ至高。応用的な使い方は、たまーに少し挑戦できれば十分でしょう。

Galaxy Z Fold8は、キャリアの購入補助プログラムをうまく使えば、月6000円前後の負担で約2年使えます。ちょっと高めのサブスクと思って挑戦するのもアリかもしれませんね。

>> Samsung「Galaxy Z Fold8」

<取材・文/井上晃>

 

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