なんかグッとくる面白いアイテムないかな〜って探していたら、Nothingが今年7月に発売した完全ワイヤレスイヤホン「Ear(3a)」が目に留まりました。Ear(3a)は「イヤホンを通じて聞いてるサウンド」や「通話音声」を録音でき、専用アプリでAIを使った文字起こしまでできるんです。
もちろん、発表時にイヤホンの新製品としてはチェックしていたんですけれど、独自機能がユニークすぎるので、てっきりNothingブランドの世界観だけで使える周辺機器だと思い込んでいたんですよね。

でも、よくよく調べたら、このイヤホン、iPhoneでも、Androidでも使えるみたいじゃないですか。それなら「既存の環境にちょい足しするガジェット」としても、「Nothingブランドの入り口」としても面白い!
そんなわけで、iPhoneにEar(3a)を接続して、改めて使い勝手について、チェックしてみました。
■イヤホンの録音機能「オーディオスナップショット」の仕組み
Ear(3a)が備えている録音機能は、「オーディオスナップショット」と言います。これは“イヤホンを通じて聴いているサウンド”を録音するという機能です。
▲Nothingのイヤホンラインナップの中ではミッドレンジモデルに相当。軸部分がスケルトンになっているところに同社らしさがある。音質についても結構良い印象で、AirPodsシリーズやJBLの上位イヤホンを使ってきた筆者視点で、違和感なく移行できそうだと感じた
勘違いされやすいと思うので、最初に言っておきますが、よくあるAIボイスレコーダーの類ではありません。要するに「ひとりごとをぶつぶつ呟きながらボイスメモを取る」といった使い方はできません。
そうではなく、このオーディオスナップショット機能では、まるでWebサイトの画面をスクリーンショットで保存するように、「観ているYouTubeや、聴いているPodcastのサウンドを切り取って録音する」わけです。ただし、音声通話をする際には、自分の声を含めて通話内容全体を録音できるという仕組みになっています。
▲Nothing Phoneでも、iPhoneでも、Androidでも、「Nothing X」アプリ経由でEar(3a)をペアリングする。画像は今回メインで検証したiOS版のもの。利用にはNothingアカウントでのサインインが必要だ
録音データは、まずイヤホン本体に備えた計32MBのストレージの中に保存されます。そしてイヤホンのペアリングにも使った専用アプリ「Nothing X」を開くことで、イヤホンからスマホアプリに向かって録音データが同期される仕組みです。そして、アプリ内の操作で、「文字起こし」を実行でき、音声として話されている内容をテキスト化して確認できるという流れ。
なお、「Nothing X」アプリ内の文字起こし機能は、「Pro(最高)」「標準(高精度)」「標準(高速)」の3段階のレベルを選択できるようになっていて、Proは有料プランが前提です。無料の範囲だと実質的に「標準(高精度)」を使うことになるでしょう。
また録音したデータの利用は、私的な非商用目的での範囲に限られます。感覚的にはWebサイトのスクショなどと似ていますね。常識的な範疇で使いましょう。
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