小型LEDランタンの先駆者!ゴールゼロ「ライトハウスマイクロ」がキャンプ界隈を席巻する納得の理由

【理由③】メインでもサブでも使える十分な明るさ

▲ハイ/ローの切り替えはご存知の方が多いと思いますが、実はボタン長押しで輝度調節も可能なんです

サイズ感に重量、電池持ちが良いのはわかった。でも肝心の明るさが足りなかったら…。そう思う方もいるかと思いますが、ご安心ください。「ライトハウスマイクロ」は光量も十分。スタイルや人数に合わせてメイン/サブと使い分けられるので、活躍する場が多いんです。

光量の大きいハイモードと光量を落としたローモードがあり、それぞれのモードの中でさらに輝度調節が可能。小型のテントを使用したソロ・デュオキャンプであれば、ハイモードでも十分な光量があります。

ローモードにすればムーディな雰囲気にもなり、ソロ・デュオのまったりとした過ごし方にぴったり。

▲キャンプの夜、焚き火を眺めながら過ごすならローモードにすると程よい雰囲気に

ソロ・デュオだけでなく、ファミリーやグループでも活躍します。

Kさん曰く「元々ソロキャンプのメインラインタンとして使用していましたが、今はファミリーキャンプのサブランタンに。卓上のランタンスタンドと組み合わせて使うと、手元がよく見えるので、こどもも食事がしやすくて便利なんですよね。」とのこと。

さすがにファミリーやグループキャンプ時のメインランタンとしては、ほかの高輝度ランタンに軍配が上がりますが、サブランタンとして運用可能。Kさんが言うように卓上ランタンとしては十分な光量が確保できますので、大きめのテーブルでもしっかり照らせます。

 

【理由④】ガレージブランドによるアクセサリーの充実で自分だけのランタンに

名前の通りとにかくコンパクトかつ想像以上の機能性で多くのキャンパーが度肝を抜かれ、一気にキャンプの定番ギアに! …と言いたいところですが、そうではありませんでした。

藤井さんは当時を振り返り、「弊社でリブランディングを行ったのが2018~2019年頃。それ以前から一部のキャンパーの皆様にはご愛用頂いておりましたが、それまでは知る人ぞ知るといったギアだった」そうです。

▲アジア系の雑貨屋さんで販売していたランプシェードがまさかのジャストフィット

人気アイテムになった分岐点は「個人で経営されている人気のアウトドアショップでお取り扱い頂いたこと」と言います。

「全国各地の人気店で手に取られた方がSNSなどを通じ拡散してくださり、次第に知られていったように思います。それと同時にたくさんのガレージブランド様がシェードなどのアクセサリーを製作、販売してくださったのも大きかったですね」

そして「ライトハウスマイクロ」を語る上で外せないのが、アクセサリーの多さ。ゴールゼロからのオプション品ではありませんが、多くのガレージブランドから様々なアクセサリーギアが販売されており、これも同製品が定番ギアになった大きな理由のひとつ。私が覚えているところでは、雑貨店で販売されているダウンライト用のシェードが、ランタン上部にぴったり収まるという情報が個人ブログで密かに人気になり、そこからカスタマイズする使い方が流行り始めたように記憶しています。

▲テント内照明としてもちょうどいい。カラビナなしで吊るせる仕様にならないかなぁ…

その後、革製や真鍮製のシェード、ランタンの円柱部分を覆うカバーがガレージブランドから発売されるなど、キャンパーそれぞれが自分だけのカスタマイズを楽しめる環境が整っていきました。

このように、ガレージブランドによるサードパーティ製オプションアイテムの存在もまた、「ライトハウスマイクロ」の人気を後押ししています。人と被らない自分だけのアイテム感が、我々キャンパーの所有欲を満たしてくれるわけです。

*  *  *

「製品がとにかく良いものだった、というのがここまでたくさんの方にご愛用頂けている一番の理由ですね。シンプルでどこかかわいらしさも感じるデザインで、コンパクトなのも日本のキャンプスタイルにマッチしています。スペックはもちろん、防水機能も付いて、USB給電のユニークさもあります」と藤井さんは言います。

▲充電中は上部の青いライトが点滅する。3.5時間で満充電可能

一時期は人気すぎて供給が追いつかず、高値で転売される状況にまでなったゴールゼロ「ライトハウスマイクロ」。社会情勢などの要因も重なったための状況ですが、それについても「プレミア商品にするつもりはまったくない」と藤井さん。

「良い商品だからこそ、しっかりと選んだ上でご購入頂きたいですし、なるべく多くの方に直に手にとって頂きたい。ですので、全国各地のアウトドアショップにて定価で買える体制を整えてきました」

加えて卸しているショップも、「実際に商品をしっかり説明できるスタッフの方がいるかどうか」を考慮した上で取引をされているのだとか。

▲メインランタン2個+ライトハウスマイクロ2個をサブとして使うとデュオ〜グループキャンプでいい塩梅の明るさに

現在は在庫状況も落ち着いてきていますし、取り扱いのショップであれば安心して定価で購入できますので、ぜひ各地のアウトドアショップを覗いてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、最初に紹介したとおり、日本市場での盛り上がりは世界的に見ても特異のようで、日本限定カラーを発売するまでに。さらには日本のキャンプブームの影響から、アジア各国のアウトドアショップも注目するようになったそうです。日本のキャンパーの眼識、ありすぎでは?

>> GOAL ZERO(アスク)

>> [連載]The ORIGIN of the CAMP GEAR

<取材・文/山口健壱

山口健壱(ヤマケン)|1989年生まれ茨城県出身。脱サラし、日本全国をキャンプでめぐる旅ののち、千葉県のキャンプ場でスタッフを経験。メーカーの商品イラストや番組MCなどもつとめる。著書に「キャンプのあやしいルール真相解明〜根拠のない思い込みにサヨウナラ」(三才ブックス)

 

 

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