謎多きブランドが手掛ける高性能LEDランタンの先駆者「ルーメナー2」誕生秘話

■価格よりも安心かつ安全に使える機能性を追求

「ルーメナー2」の価格について、宋さんは「有事の際に必要なことは、価格よりも安心と安全、性能だからです」と言います。

「災害時に使用することを考えた時に、日頃から持ち歩いておく必要がありますが、そのためには安全な商品でなければいけません。モバイルバッテリーが爆発する事故が度々話題になりますが、そんな危険な製品では、安心して持ち歩くことはできません。また、使いたい時に容量が足りなくて使えない、LEDチップの不良で点灯できない、となったら本末転倒ですよね」

▲「緊急時に電池が手に入らなかったら意味がありません」

「安く作る方法はいくらでもあります。ですが、私たちが求めるのは、どんな環境下でも安心してしっかり機能するアイテム。そのためには、世界的にも先進的で、高品質なパーツを用いて構成する必要があったんです」

「ルーメナー2」には、バッテリー・LEDチップともに、国際的にも評価されているLG社のハイクラスかつ、中でも最も高品質なものだけが採用されています。

▲「発売当時の最高スペックのパーツで構成しました」

その結果、一般的なLEDランタンに比べて高価な商品になったわけです。

「ただ、先程も話したとおり、災害時にしっかりと機能を発揮できないといけませんし、安全に持ち運べなければいけません。ですから、市場から大きく外れた価格設定になったとしても、この機能性の高さだけは絶対に譲れませんでした」

▲付属のカラビナを使用すれば、テント内のフックにも吊り下げられる

価格よりも“安全で、いま不安を感じている誰かを助けられる性能”を目指したからこその価格設定だったんです。

*  *  *

現在では「ルーメナー2」のように、高価格で高機能なLEDランタンが当たり前のように販売されるようになりました。

ですが、「ルーメナー2」発売以前のLEDランタンといえば、燃料系ランタンには到底およばない光量、電池式で重量もサイズも手軽さとはほど遠い。あくまでサブランタンとしてのイメージが強く、低価格なアイテムという印象がありました。

▲「ルーメナー2」以外にも、簡易ランタンにもなるヘッドライトなどもラインナップ。使い勝手もいい

そのため、高価格なLEDランタンは理解されにくく、ユーザーの反応も未知数。取り扱うアウトドアショップもなかったといいます。

しかし、クラウドファンディングで一躍注目を集め、その後も、性能の高さと使い勝手の良さが徐々に市場で評価されるようになり、今ではおしゃれで高性能なランタンとして定番ギアに数えられるようになりました。

高性能コンパクトLEDランタンの王道ギア「ルーメナー2」は新しい市場、価値観、アイテムカテゴリーを生み出したギアと言えるのではないでしょうか。

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>> [連載]The ORIGIN of the CAMP GEAR

<取材・文/山口健壱

山口健壱(ヤマケン)|1989年生まれ茨城県出身。脱サラし、日本全国をキャンプでめぐる旅ののち、千葉県のキャンプ場でスタッフを経験。メーカーの商品イラストや番組MCなどもつとめる。著書に「キャンプのあやしいルール真相解明〜根拠のない思い込みにサヨウナラ」(三才ブックス)

 

 

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