歩いて出会う逗子・葉山の魅力。パン屋さんが主催する人気ウォーキングイベント「葉山歩き」に参加してきた

 ■AM9:00|逗子駅を出発。まずは葉山の歴史スポットへ

▲ナビゲーターの岡本さん(手前)から簡単なルートの説明がある

午前9時。集合場所のJR逗子駅改札前には、リュックを背負い、足元をしっかり固めた参加者たちが続々と集合。総勢20人。この日は女性が多めでしたが、年齢層はバラバラ。リピーターさんも数人いらっしゃいました。

「今日はよろしくお願いします! ゆっくり歩くので、もし何か困ったことがあればいつでも声かけてくださいね!」とナビゲーターの岡本さんが元気にご挨拶。

続いて、お昼のお楽しみである『earth7716factory』特製のサンドイッチとパン、アイスコーヒーが配られます。ずっしりと重みのある保冷バッグをリュックに詰め、9時15分、いよいよウォーキングがスタートしました。

 

一行はぞろぞろと逗子の街なかを抜け、駅から徒歩15分ほどの場所にある「六代御前の墓」を目指します。ちなみに六代御前とは、平家最後の嫡流とされる平高清(1173〜1199年)が祀られているお堂です。

■AM10:00:六代御前の墓〜長柄桜山古墳群

▲六代御前の墓

六代御前の墓を抜けたら、今度はなだらかな山道を20分ほど登った頂上にある「長柄桜山古墳群」を目指して、プチトレッキングがスタート。

少しずつ標高が上がるにつれ、ついさっきまで歩いていた住宅地の風景が緑豊かな山道へと一気に変化。住宅地と自然が間近に隣り合う、葉山ならではの風景です。

 

▲緑の中を歩く参加者たち

この日はあいにくの曇天模様でしたが、そのおかげで暑すぎず、山に入ると色濃く映える木々が傘代わりにもなってくれて、意外と歩きやすい。「ちょっとした雨も夏歩きの風情のひとつだよね」などと他の参加者たちと励まし合いつつ歩きます。

 

▲紫陽花が綺麗に咲き誇っていた

 

▲土を踏む感触が心地良い

歩くこと20分ほどで長柄桜山古墳群に到着。この古墳群は、2基の前方後円墳で、現存する神奈川県内の古墳としては最大級のものだそう。

 

▲ようやく古墳に到着!

古墳周辺は広場になっており、天気の良い日は相模湾や富士山が一望できるのも魅力です。この日は残念ながらモヤってほとんど見えず残念でしたが、とにかく空気がおいしいので良し!

 

▲手前の色が変わっている部分が古墳(第1号墳)

さて、古墳で一息ついた後は、そこから少し歩いたところにある展望台に設置された空中ブランコに乗りに出発! 森の木々に3つのブランコが設置されており、江の島や相模湾を望みながらの空中ブランコが楽しめるのです。

 

▲ちょっとスリリングだけど、めちゃくちゃ爽快

■AM11:00|絶品サンドイッチのランチタイム

▲みんなでサンドイッチを楽しむ

爽快な空中ブランコを楽しんだ後は、お待ちかねのランチタイム! 樹の下にシートを敷いて、みんなでホッと一息。

さっそく、今朝、逗子駅で配られた包みをリュックから取り出すと、サンドイッチとパンが登場!

ベーカーの太田さんから全員に説明がありました。

「サンドイッチは、プレッツェルと同じ生地で作ったリング状のパン。これをスライスして、クリームチーズと自家製マヨネーズをたっぷり塗って、生ハムとベビーリーフを挟んでます。あと、茹で卵とブロッコリーのサラダもあります。順番に回していくので、各自取り分けてくださいね。デザートはシナモンロール。おいしく召し上がれ♪」

 

▲左下はゆで卵とブロッコリーのサラダ

艶のあるプレッツェル生地のサンドイッチはずっしりと重量感があり、あの独特の香りが食感をそそります。

歯を立てると、カリッとした外側ともっちりした内側の食感のコントラストが完璧。生ハムとクリームチーズの味わいを、まろやかな自家製マヨが見事にサポート。思わず無心でかぶりついてしまうおいしさでした。

 

▲主催の3人も一緒にガブリ!

小雨模様とはいえ、巨木の枝葉が雨を遮ってくれて、実に快適。デザートのシナモンロールまでしっかり味わって、すっかりお腹いっぱいに。

さて、お腹の保養ができたら、次は目の保養、というわけで山を下り、今度は葉山のもう一つの顔である“海”を目指します。

■PM12:00|蘆花記念公園〜葉山港〜葉山マリーナ

▲山と海が隣り合う葉山を歩く

明治の文豪・徳富蘆花ゆかりの「蘆花記念公園」を抜け、釣り人で賑わう葉山港へ。いつしか雨は上がり、心地よい潮風が頬を撫でます。

 

▲たくさんのヨットが停泊する葉山マリーナ

葉山といえば、明治時代からヨットが盛んな土地で、“日本ヨット発祥の地”としても有名。

かの石原裕次郎&慎太郎兄弟も葉山の海をこよなく愛していました。そのヨットの聖地が葉山港にあるヨットハーバー「葉山マリーナ」。さまざまな形と色のヨットが数多く停泊しています。

 

▲灯台前の堤防で記念撮影

葉山港の堤防の突端に建っているのは、地元で“赤灯台”として親しまれている「葉山港A防波堤灯台」。日本ヨット発祥の地にちなみ、ヨットの帆をイメージしたデザインで、高さは8.1m。9.5海里(約17.5km)を照らします。

堤防の突端でみんなで記念撮影したら、いよいよラストスパートです。

■PM13:00|諏訪海岸〜森戸神社

▲波打ち際の砂浜を歩く一行

灯台で和んだ後、今度は諏訪海岸の浜辺を歩き、源頼朝ゆかりの古刹で、今回の旅の最終目的地である「森戸大明神」(森戸神社)へ向かいます。

こぢんまりとしながらも荘厳な境内に入り、約10kmを無事に歩き切った達成感と、心地よい疲労感に包まれながら本殿に参拝します。

境内の裏手には、湘南の海を愛した昭和の名優・石原裕次郎を偲ぶ「石原裕次郎記念碑」が建っており、そこで今回の「夏歩き」は幕を閉じました。

■まとめ

▲森戸神社に参拝

自らの足で歩くからこそ気づける、逗子・葉山エリアの地形の面白さや隠れた名所。そして何より、体を動かした後に自然の中でいただく絶品パンの味わいは、控えめに言って最高のひと言。

『earth7716factory』が提案する「葉山歩き」は、葉山の食・自然・文化を五感でフルに味わえる大人のためのウォーキングイベントでした。次回の開催が今から待ち遠しい!

ちなみに次回の開催は秋を予定。詳細はお店のInstagramなどで告知されます。おいしいパンと葉山の魅力に触れに、お出かけしてみては?

earth7716factory
住所:神奈川県三浦郡葉山町長柄1032-3
TEL:046-854-7472
営業:木・金11:00〜16:00(土8:00〜16:00)
休:月・火・水・日
>>@earth_7716

<取材・文/田代智久>

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