●オープンを控えた注目ホテル『YOKI MATSUSHIMA』に、一足早く滞在してきました。松島の風情に寄り添うラグジュアリーな空間、部屋付きの半露天風呂で過ごす贅沢な時間、ポイントを押さえた地元の旬を五感で堪能する美食――その魅力あふれる滞在記をお届けします。
東京駅から東北新幹線に揺られ、仙台を経て松島へ。車窓の風景が少しずつ都市から静かな海辺の風情へと移り変わっていくのに伴い、日々の慌ただしさで固くなっていた心がほどけていくのを感じます。
日本三景の一つとして古くから人々を魅了してきた「松島」。今回向かったのは、オープンを目前に控え、静かな高鳴りに包まれた話題の宿『YOKI MATSUSHIMA』です。松島の美しい景観と自然に溶け込むように佇むその姿は、一歩近づくだけで日常の喧騒を忘れさせてくれる佇まいをたたえていました。
◾️一歩踏み入れた瞬間から、心ほどける洗練された静寂
▲『YOKI MATSUSHIMA』の入口
エントランスをくぐると迎えてくれたのは、海に点在する島とその先に浮かぶ満月を表現したモニュメント。それは松島が最も美しい瞬間を切り取った粋なおもてなし。過度な装飾を排し、光の陰影を生かしたロビーエリアは、旅人を優しく受け入れてくれました。
格式の高さを感じさせつつも、スタッフの方々の温かな笑顔と親身なおもてなしに、緊張感は一瞬で安心感へ。静かな時間の流れの中、チェックインラウンジでウェルカムドリンクをいただく。その場でたてた抹茶をアレンジしたその一杯が、旅の始まりを極上のものにしてくれます。
◾️部屋にいながら旬の風を感じる、プライベートな半露天風呂
▲ゆとりと洗練の空間の先に半露天風呂がある客室
今回滞在させていただいたのは、心待ちにしていた半露天風呂付きの客室。ドアを開けると、広々とした空間の向こうに、松島の豊かな自然と澄んだ空気を感じるテラスエリアが広がっていました。
部屋のデザインは、和の伝統美と現代的な使いやすさが融合した和モダンな仕上がり。上質なインテリアやディテールへのこだわりがそこかしこに感じられ、大人の旅に相応しい上質な居心地の良さを叶えてくれます。
▲壁面には調湿・断熱に優れた牡蠣殻配合の漆喰のアートワークが心地よい自然の空間を作り上げている
▲掛け流しの温泉は食事の前後や朝の湯浴みといつでも癒しを与えてくれる。室内の他、松島の夜景などを楽しめる貸切の「みはらしの湯」や大浴場もある
何より圧巻なのが、部屋にいながらいつでも湯浴みを楽しめる半露天風呂。地下1,500mから湧き出る「太古天泉」は美人の湯とも称され、とろみのある湯質で柔らかく全身を包み込みます。湯上がりにテラスの椅子に腰掛け、移ろい行く空の色を眺めながら過ごす時間は、まさに何にも代えがたい贅沢。日常を離れ、ただ自分自身と向き合うかけがえのない瞬間がここにありました。
▲「みはらしの湯」からの眺め
【次ページ】五感を刺激する、松島の恵みを凝縮した極上のディナー▶
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