デイリーウォッチに最高の腕時計4選【この冬買いたいMade in JAPANウォッチ】

■これがデイリーウォッチに最高の1本

飽きが来ないから、いつまでも使える。しかも着けているだけで、どんな場面でも「きちんとした」印象になるのが、スタンダードウォッチ。フォーマルやスーツに似合うのはもちろん、週末のカジュアルなスタイルにもピッタリ。スイス製ウォッチにはない、日本独自のデザインやメカニズム、優れた精度のモデルが愉しめる。

 

1. 伝説のプロダクトデザイナーの意志を宿すデザインとセイコー、富士ホーローの独自技術が融合

SEIKO
「セイコープレザージュ プレステージライン SARR001」(52万8000円)

ぜんまいで動く美しい機械式ムーブメントを正確なクォーツ回路で制御するという “機械式とクォーツのイイトコ取り” を実現した「スプリングドライブ」。2013年に101歳で逝去した日本のプロダクトデザイン界の伝説・渡辺力(わたなべ・りき) 氏のシンプル&モダンなデザイン。そして、富士ホーローの職人が作る、しっとり美しい輝きがいつまでも続くホーロー文字盤。世界に誇れる3つの要素がひとつに融合した画期的な腕時計。プレザージュ初の「スプリングドライブ」搭載モデルでもある。自動巻きスプリングドライブ。SSケース。ケース径40mm。コードバンストラップ。10気圧防水。

▲トライシンクロレギュレーターと名づけられた、スプリングドライブのメカニズム。動力源はぜんまいで、その力で歯車輪列を動かすと同時に発電機を動かし、その電力でクォーツ回路を動かす。発表から20年が経ったが、今もこのムーブメントを製品化しているのはセイコーだけ。世界唯一無二の技術だ

 

2. 世界初、年差±1秒を実現した究極のクォーツ式腕時計

CITIZEN
「ザ・シチズン Caliber 0100 AQ6021-51E」(88万円 世界限定500本)

「高精度」は日本製ウォッチの伝統。そしてシチズンはクォーツ式ムーブメントの生産で世界トップクラスの実績を誇る。その技術陣が「究極の精度」を追求して開発したのがこのモデル。 “時を刻む” 水晶振動子に、音叉型に比べて温度変化に安定するAT型を採用し前人未踏の「年差±1秒」を達成。さらに超精密な歯車機構で、秒針の美しく正確な動きも実現した。しかも “光発電エコ・ドライブ” なので定期的な電池交換の必要もない。ソーラー駆動クォーツ。スーパーチタニウムケース&ブレスレット。ケース径37.5mm。5気圧防水

 

3. 伝統の機械式ロービートムーブメントF6系の姿と動きが全方位で楽しめる

EPSON
「オリエントスター スケルトン SKELETON RK-DX0001S」(26万4000円)

1950年に誕生し、現在はセイコーエプソンのブランドであるオリエントは、日本より海外で知名度の高い時計ブランド。1970年代に開発・発売した個性的な機械式ウォッチで知られ、根強いファンがいる。その魅力の中心にあるのが、1971年から長い歴史のある「F6(46)系ムーブメント」。国産では珍しく、時を刻むてんぷ部分の振動数が2万1600振動/時とロービートなのが特徴。そして、その魅力をあらゆる角度から楽しめるのが、フルスケルトンのこのモデル。手巻き。 SSケース。ケース径39mm。本ワニ革ストラップ。5気圧防水

 

4. 伝統のスタイルと最新の技術どちらも備えたシックな新定番

CASIO
「G-SHOCK ORIGIN GMW-B5000TB-1JR」(16万5000円)

1983年に誕生したG-SHOCKの初代「DW-5000C」。そのスタイルを受け継ぎながら、精悍でストイックな雰囲気とメタルの上質感を同時に実現したのがこのモデル。ソーラー駆動で、世界6局の標準電波に対応した電波時計機能、スマートフォンと無線接続し時刻の自動修正や操作ができる機能など、機能は最先端。シックでサイズも小さめなので、 G-SHOCKの中でも、大人に一番のオススメだ。ソーラー駆動クォーツ。ブラックDLC 加工チタンケース&ブレスレット。ケース径43.2mm。20気圧防水

■お手頃・国産機械式も見逃せない!

スタンダードウォッチで今年の「隠れたオススメ」が、お手頃価格で買える新・機械式モデル。仕上げもハイレベルで、コストパフォーマンスの高さはNo.1。「機械式に興味があるけれど、高価なのでちょっと」という人はぜひこちらを!

セイコー
「プレザージュベーシックラインSARY133」(5万1700円)

シチズン
「シチズンコレクション メカニカルクラシカルライン NK0000-10A」(4万7300円)

エプソン
「オリエントスター セミスケルトン RK-AT0008L」(7万5900円 限定500本)

>> 【特集】この冬買いたいMade in JAPANウォッチ

本記事の内容はGoodsPress1.2月合併号94-95ページに掲載されています

 


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(取材・文/渋谷ヤスヒト 写真/江藤義典)

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