小さいボディに魅力がギッシリ!最新「軽キャンパー」8選【夏の最新ヒット傑作モノ】

■コンパクトながらユーティリティに優れている

数年前から軽キャンが注目されているが、ユーザーはどういったところに魅力を感じているのだろうか。オーナー取材も多いという渡辺さんに伺ってみた。

「軽キャンの魅力は、まずコンパクトで運転しやすいこと。特に旅行中は知らない道を通るので、狭い道への不安が少ないのは大きなメリットです。またコンパクトながらスペースユーティリティに優れている点もポイントですね。脚を伸ばして寝られますし、少人数であればあまり不満も出ないと思います。加えて自動車税も軽自動車扱いなので、維持費が抑えられるのも魅力といえるでしょう」

また最近は車種が一気に増えてきたという。

「機能性やデザイン性を追求するモデルが増えています。例えば、インディ727は大型のキャンピングカーと同じ手法で作られているので、断熱性に優れているのが特徴です。またアメリカンテイスト溢れるレジストロなどは、デザイン性が高く女性にも人気ですね。キャンピングカーにとって重要な “電気” を強化したモデルもありますよ」

多様化が進む軽キャンパー。今回セレクトしてもらったオススメの中には、きっと気になる一台が見つかるはずだ。

 

1. ヨーロピアンテイスト溢れる高機能モデル

インディアナ・RV
「インディ 727」(315万1500円〜)

ヨーロッパのキャンピングカーに使われている素材と同じ断熱性の高いパネルを採用し、車内はいつでも快適な空間に。インテリアは落ち着いたモダンデザインの家具で統一されている。高機能軽キャンパーをスマートに乗りこなしたい人におすすめ。

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3390×1475×1990mm
●乗車定員:4名(就寝定員:4名)
●主な装備:サブバッテリー、上部就寝部パネル、室内照明

▲ポップアップルールを立ち上げると、室内が一気に広がる。天窓からも光が差し込むので、室内は明るい

▲ポップアップルーフ部分に床板をつければ、部屋として使える。メッシュの窓が付いていて通気性も高い

▲リアシートを展開して、マットを敷き詰めれば、キャビン全体がベッドに。大人2人でも余裕のスペース

 

2. ウッディなインテリアでアメリカンテイスト満点

M.Y.Sミスティック
「レジストロ」(352万円〜)

軽量フレームに特徴的なテキスタイルのアルミパネルを採用。室内はウッド調で統一され、アメリカンな雰囲気が漂う。他の軽キャンとは明らかに異なる特徴的なスタイルで、デザイン性にこだわりを持つおしゃれ派も納得のモデル。

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3850×1770×2500mm
●乗車定員:5名(就寝定員:2名)
●主な装備:サブバッテリー、バンクベッド、室内照明

▲L型ベンチレイアウトと大きな窓が特徴。写真は特別仕様のトリプルパッケージ。落ち着いたウッディ調のデザインだ

▲リビングエリアは、マットを置くだけの簡単セッティングで、フルフラットのベッドレイアウトになる

▲運転席の上部も、室内エリアとして利用できる。荷物置きに使ったり、子供2人用のベッドとしても使える

 

3. ソーラーパネルを標準装備し電装システムを強化

岡モータース
「ミニチュアクルーズSV」(280万5000円〜)

サブバッテリーを2個搭載し、出力225Wの大きなソーラーパネルを標準装備する電気特化モデル。インテリアはホワイトで統一され、清潔感のある空間が広がる。正弦波1500Wインバーターを装備し、旅先でも電気製品を思いっきり使いたい人にぴったり。

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3395×1475×1940mm
●乗車定員:4名(就寝定員:2名)
●主な装備:サブバッテリー、ソーラーパネル、電子レンジ

▲ホワイトで統一されたインテリアで広がりを感じる。ベッドはフルフラット展開で大人2人が就寝可能

▲コンパクトなシンクと、その上部に収納式のミラーが装備されている。朝の洗面スペースとしても便利

▲延長できるシャワーヘッドをクルマの外に向けて装着できるので、アウトドアでの利用にも重宝する

 

4. さまざまな趣味に対応できる万能タイプ

ホワイトハウス
「N-VAN COMPO POP」(223万7400円〜)

ホンダN-VAN最大の特徴である助手席後ろのピラーレスを活かして、広々としたベッド展開を可能にしたモデル。ホンダアクセスとのコラボモデルを手掛けるメーカーだけに、純正品のような仕上がり。純粋なN-VAN好きも納得の軽キャンだ。

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3395×1475×2000mm
●乗車定員:4名(就寝定員:4名)
●主な装備:ポップアップルーフ、室内照明、ドライブレコーダー

▲コンパクトにまとめられたサイドシェルフにシンクを装備。すぐに使うタオルなどの収納に便利な棚付き

▲ポップアップルーフを上げ、オプションのカーテンを装着すれば、完全にプライベートな個室が完成する

▲サイドの大きな開口部を活用して、広々としたベッドエリアを確保した。ピラーがないので乗り降りもラク

 

5. 軽量設計で力強い走りが頼もしい

バンショップミカミ
「テントむし」(303万9300円〜)

軽キャン界のロングセラーモデル。マイナーチェンジを繰り返し、ユーザーの使いやすさを追求してきた。軽量ボディの走りには定評があり、普段使いにもストレスを感じることがない。仕事にもレジャーにも、毎日乗りたくなってしまうモデルだ。

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3390×1470×1980mm
●乗車定員:4名(就寝定員:4名)
●主な装備:サブバッテリー、冷蔵庫、2段ベット

▲レイアウトは前向きシート、横向きベンチシート、シートレスの3タイプがある。リアは広い荷室にもなる

▲ポップアップルーフの床面積が広く取られている。着替えの時など、車内で立てるのはありがたい

 

6. 高出力電源を装備した給電システム搭載モデル

オートワン
「給電くんポップアップルーフ」(242万8800円〜)

軽キャンに蓄電することをコンセプトに開発。ソーラーパネル、インバーターを標準装備し、AC100V出力コンセントが外側にも付いている。いつでもどこでも電気を使いたい人にはおすすめのモデルだ。 

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3395×1475×1980mm
●乗車定員:4名(就寝定員:4名)
●主な装備:サブバッテリー、ソーラーパネル、外部入出力コンセント

▲木製ヨットのような高級感が漂うインテリア。ポップアップルーフにより、軽自動車とは思えない広さに

▲軽量木材で作られた吊り下げ収納庫。両サイドとリア側にあって、旅の小物をたくさん保管できるのが◎

 

7. 本格モーターホームを目指したこだわり派

フィールドライフ
「バロッコ」(354万2000円〜)

ぜいたく装備を詰め込んだ本格的な軽キャンパー。自社工場の職人の手によって作り上げられた純国産で、高い品質を誇る。ボディカラーは8種類もあるので、自分好みの1台を見つけられるだろう。装備からデザインまで、とことんこだわりたい人向け。

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3395×1480×1980mm
●乗車定員:4名(就寝定員:4名)
●主な装備:サブバッテリー、14L冷蔵庫、アクリル2重窓

▲エントランス横にシンクとキッチンスペース。網戸付きアクリル2重窓で、1年を通して快適に過ごせる

▲横向きベンチシートにスライド式テーブルが基本レイアウト。写真は特別仕様車両のシートファブリック

 

8. 大型キャンピングカーの品質をコンパクトに凝縮

VANTECH
「ルネッタ」(288万4200円〜)

大型の高級キャンピングカーを製造するメーカーが、その技術を惜しみなく投入した軽キャン。曲線を取り入れたエレガントな家具に、計算されたライティングが心地良い。コンパクトでも、妥協を許さず高品質を求める人におすすめできる1台。

「SPEC」
●全長×全幅×全高:3395×1475×1910mm
●乗車定員:4名(就寝定員:2名)
●主な装備:庫内照明付き上部吊り棚、100Vコンセント、ステンレスシンク

▲リア上部に曲線を描いた収納庫がある。庫内を照らすライトまで装着されている

▲間接照明で優しい光に包み込まれる。家具の質感とともに、リラックスムードが盛り上がる

 

※2020年7月6日発売「GoodsPress」8月合併号掲載記事をもとに構成しています

>> 【特集】夏の最新ヒット傑作モノ

<取材・文/刈込雄一>

 

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