今年も気になるモデルが続々登場!2022年発売予定の期待のバイク5選

2. カフェレーサースタイルがカッコいいトライアンフ「Speed Triple 1200 RR」

ハーフカウルに丸目のライトを装備したスタイルに胸が踊るのがトライアンフの「Speed Triple 1200 RR」。ハンドルも低めのクリップオンタイプとされ、英国らしいカフェレーサースタイルを実現しています。「Speed Triple」シリーズは、1160ccの3気筒エンジンを搭載した近年のトライアンフの“顔”的なモデルで、走りの良さにも定評があるので、余計に期待が膨らみます。

シリーズ史上最も爽快とされる乗り味を実現するため、エンジンは180馬力を発揮。慣性を抑えたエンジンは俊敏なレスポンスを実現し、電子制御によって高度に調律されています。ABSやトラクションコントロールはバンク角に応じて効きが最適に調整されるシステムで、アップとダウンに対応するクイックシフターも装備。見た目はクラシカルでも、中身は最新のスポーツマシンです。価格は228万5000円で、2022年1月に発売開始の見込み。

 

3. ハンドメイドフレームにカワサキのエンジンを搭載したBimota「KB4」

Bimota(ビモータ)といえば、ハンドメイドのフレームに他社製のエンジンを搭載したスポーツマシンを手掛けているイタリアン・ブランド。そのBimotaがカワサキと資本提携しリリースする2台目のモデルが「KB4」です。「Ninja 1000SX」に搭載されている1043ccの水冷4気筒エンジンを、1390mmという600ccマシン並の短いホイールベースの車体に積んでいます。

オリジナルとなるフレームは鋼管のパイプを組み合わせた構成。スイングアームはアルミで、ボディには軽量なカーボンファイバーを多用し、軽快な走りを予感させます。足回りはオーリンズ社製の前後サスペンションとブレンボのブレーキと一流パーツで固め、437万8000円という価格も納得の仕上がり。発売は2022年3月の予定ですが、初期入荷台数に限りがあるため、商談権は抽選になるとのことです。

 

4. 名車のエンジンを受け継ぐスズキのツーリングマシン「GSX-S1000GT」

スポーティなツーリングマシンとして期待したいのが、スズキの「GSX-S1000GT」。レースでも活躍した「GSX-R1000」のエンジン、それも名機といわれた“K5"エンジンを搭載しています。このエンジンはスーパースポーツ用のユニットとしてはロングストロークで、ストリートでも扱いやすいのが特徴。ツーリングモデルとは思えないほどシャープなデザインと相まって、新世代のスポーツツーリングマシンに仕上がっています。

ハンドルがライダーに近付けられ、ツーリング向けのライディングポジションとなっていますが、モード切り替えにも対応し、5段階に切り替えられるトラクションコントロールやシフトアップ・ダウンに対応したクイックシフターも装備。ツーリングでもアグレッシブな走りが楽しめそう。国内での発売時期・価格は未発表ですが、そろそろアナウンスされるのではと心待ちにしています。

 

5. 長距離ツーリングの快適性を追求した新型モデル・ホンダ「NT1100」

もう1台、ツーリングモデルとして注目したいのが、ホンダの最新モデルとして登場する「NT1100」です。低速からトルクフルな1082ccの2気筒エンジンを搭載。ミッションには自動で変速操作をしてくれるDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を標準で装備しており、より快適に長距離ツーリングを楽しめそうです。

高速移動を快適にする大型のウインドスクリーンは5段階に調整可能で、その内側には6.5インチのタッチパネル式フルカラー液晶のマルチインフォメーションディスプレイを装備。スマートフォンと接続してアプリも使用可能です。走行モードの切り替えやクルーズコントロールももちろん装備しており、前輪の浮き上がりや後輪のスリップを抑制するトラクションコントロール機能も備えています。長距離ツーリングを劇的に快適なものにしてくれそうなモデルで、価格は168万3000円。発売日は2022年の3月17日とアナウンスされています。

 

<文/増谷茂樹

増谷茂樹|編集プロダクションやモノ系雑誌の編集部などを経て、フリーランスのライターに。クルマ、バイク、自転車など、タイヤの付いている乗り物が好物。専門的な情報をできるだけ分かりやすく書くことを信条に、さまざまな雑誌やWebメディアに寄稿している。

 

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