ミリタリーウォッチとしての無二のバックグラウンドを持ち、今なおブランドの代名詞的コレクションとして人気を博す「カーキ フィールド」。今年はその伝説的モデルが限定生産で蘇る。その復刻に至る経緯と意義、そして今後ブランドの目指す先について、新しく就任したハミルトン インターナショナル CEOを直撃した!
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■新CEOを直撃! ハミルトンが目指す未来

「ハミルトンは私のキャリアの核をなすブランド。『カーキ フィールド』に代表されるブランドのルーツを柱として非常に大事にしています。だからこそ、ある種のストーリーテラーとして語るべき強みや役割を明確に持っているんです」
そう語るのは、ハミルトン インターナショナル CEOのフランチェスカ氏。紡がれてきた歴史を受け継ぎ、今年5月20日に発売となったのが「カーキ フィールド メカ36mm」だ。今作は1970年代にアメリカ空軍に支給された「ハミルトン FAPD 5101」をベースに復刻。モデルの名前が「Federal Aviation Procurement Division(連邦航空調達部門)」を意味するとおり航空任務のために開発されたもので、無骨で純粋な機能美を備えたツールだった。本製品は今年にしか生産されない限定モデルとしての企画になる。なぜ「今」、この「ハミルトン FAPD 5101」が選ばれたのだろうか。
「復刻モデルには、やはりルーツが大切。魅力や背景をまず私たちが解釈できて、皆さんに伝えられるものであるべきだと考えています。今回のベースモデルは限られた期間にしか製造されなかった貴重な時計。今年はアメリカ建国250周年という記念すべきタイミングだったこともあり、その特別感という要素が上手く結びついたんです」
米国が創業の地であるハミルトンだからこそのストーリー性、そして特別な一年に相応しい製造期間。その両方を持っているのが「ハミルトン FAPD 5101」だったわけだ。本作は徹底したオリジナルの再現を前提に、現代における使いやすさも備えている。
「例えば、オリジナルのケースサイズは36mmでした。当時、過酷な環境下で身につけるものということで、装着性という観点から小型な設計が求められていたんです。そこに現代的な手を加えるうえで、36mmこそ身につけていただきやすいサイズ感だと私たちは解釈しました。
ムーブメントも高精度なH-50を採用。ストラップも柔らかく付け心地の良いものを今回開発しております。特別にジャパン エディションを用意したとおり、日本はハミルトンにとっても重要なマーケット。まだまだ日本のユーザーに喜んでもらえる製品が控えているので、これからのハミルトンにぜひ注目してください!」
ハミルトン インターナショナル CEO
フランチェスカ ジノッキオ氏
2025年10月にCEOに就任。イタリアでブランドマネージャー、マネージングディレクターなどを担当したほか、ミラノのファッション&ラグジュアリー系ビジネススクールで教壇に立っていた経歴も持つ。「『ハミルトン FAPD 5101』のようなヘリテージにしっかりと敬意を示し、現代的な解釈とともに新たな時計を模索します」
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