※写真右上から時計周りに「EOS R1」「F-1」「A-1」「EOS R」「EOS 5D Mark IV」「T70」「New F-1」
▼「EOS R1」(ボディ:108万9000円)※キヤノンオンラインショップ参考価格
2024年に発売された最上位機。フラッグシップを示す“1”の数字を冠した初のミラーレスカメラだ。現時点で “キヤノン最強の黒”をまとうと言って過言ではない。
▼「F-1」
1971年発売の最上位機。真鍮製カバーに黒塗装を施している。多層の厚塗りとツヤで所有欲を高めつつ、道具としての重厚感や信頼感を表現。“覚悟をまとった黒”だという。角が擦れて真鍮の地色が出るのも味わいだ。
▼「A-1」
1978年に登場。エレクトロニクスの進化を感じる1台だ。金属カバーのように見えるが実はプラスチック製。メッキで強度を高めた上に塗装している。このリアルな仕上がりに、社内でもプラスチック素材と気付かない人がいたとか?
▼「EOS R」
2018年に登場した同社初のフルサイズミラーレスカメラ。一眼レフのEOSに比べて直線を強調したスタイリングとし、パールを含む「マグネタイトブラック」塗装がその造形を引き立てる。新しさを印象づける演出だ
▼「EOS 5D Mark IV」
世界のプロに愛されたデジタル一眼レフ、EOS 5Dシリーズ。本機は2016年発売の4世代目だ。隣のミラーレス機「EOS R」と見比べると、色味の違いや曲線主体の雰囲気がよくわかる。現在主流のマットな黒だ。
▼「T70」
オートフォーカス前夜の1984年に登場。液晶パネルを組み合わせた操作性が、その後のカメラUIに大きな影響を与えたシリーズだ。そんな新機軸らしさを演出すべく、ボディカラーも少しブルーがかった黒を新たに用意した。
▼「New F-1」
10年間にわたり生産販売されたF-1の後継機として1981年登場。塗装はツヤ消しになり、ザラッとした質感がヘビーデューティな雰囲気を醸し出す。時代が変われば、道具らしい重厚感の表現も変わるという例だ。
▲カラーサンプル。全体を同じ黒に見せるためには、素材によって微妙に異なる黒を塗る必要がある
▲EOS R1のマグネシウム製カバー。塗装はプライマーによる下地処理と金属用焼付塗装の二層とする
▲EOS-1Vの試作カバーを発掘(左)。クラシックなツヤ塗装は、曲面には似合わないようだ
▲年の差53歳のEOS R1とF-1。どちらもお似合いの“黒”を着こなしている
▲A-1の樹脂カバーは金属と見まごう仕上がり。プレス成型ぽく角を丸めた造形が技アリ
▲時代の変遷を一望。直線基調から曲面に移り変わりつつ、塗装のツヤが減っていく
※2026年7月6日発売「GoodsPress」8・9月合併号「GoodsPress Premium」12-13ページの記事をもとに構成しています
<文/鈴木誠>
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