古来より革製品、とりわけ革靴のメンテナンスは趣味の域にあった。昨今紳士靴離れが叫ばれる中にあっても手入れの必要は変わらない。そこで今回はイマドキ足元のツートップ、スニーカーとブーツのメンテに挑戦してみた!
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<シューケアで心「整う」喜び時間>
「働き方改革」は会社員の姿を一新した。スーツはジャケパンに、ビジネス鞄はリュックとなり紳士靴はスニーカーに置き換わった。曰くニッポン総カジュアル化。本稿のテーマ「靴のお手入れ」は昭和時代からの定番趣味だが、紳士靴愛好家が減った現在はどうか?
新潮流は来ている。スニーカーやブーツへの偏愛である。
そこで靴クリームの老舗「コロンブス」にてスニーカー&ブーツのお手入れを実践願った。クランケはいずれも相当履きこんだ状態。特にダナーのブーツは30年物というから恐れ入谷の鬼子母神⁉ では同社カラリストの三橋さんに実践いただきつつ、質疑応答といこう。
Q1:「シューケア」趣味の魅力や喜びとは?
A1:仕上がり後の満足感が大きいと思います。自分の手で綺麗になった靴は物を所有する上でとても大きな喜びに繋がります。また基本的な作業を踏まえつつ、ちょっと違うアプローチ(例えば普段よりも濃い色のクリーム使ってアンティーク感を楽しむ等)を行う事で技術や知識の向上にも繋がり、よりシューケアを趣味として楽しんで頂けます。
Q2:シューケアの実施頻度は?
A2:新品のまだ購入して足に馴染んでいない革靴や、愛用している革靴の幅が気になる状態ならこまめに(例:週に一回)ケアをして頂く事で、早く足に馴染み始める効果が得られます。
Q3:手始めに「フォームクリーナー」(商品C)が最適な理由は?
A3:「フォームクリーナー」は複数素材使いのスニーカーでも色落ちや接着剥がれなどのよごれを不安なく除去し、面倒な水洗いなしにケアができる優れものです。また革に必要な油分を補える成分入りですので、ブーツはもちろん面倒なスエード製品などにもご使用頂けます。
今回は「履きっぱなし状態からの劇的復活企画」だったためゴシゴシと手間も工程も要したが日常的なケアとしては、以下が目安。
(1)「ブラッシング」
(2)「クリーナーでよごれ落とし」
(3)「オイルフィニッシュ」(+必要な時に補色)
高級紳士靴のように超光沢仕上げを狙うわけではないのでギアも最小限で済む。昨今サウナ発の用語として「整う」というワードがWEBに踊っているが、実は「靴」と「履く人」を結ぶシューケアもまた、アナログ感性を育む「整う」趣味なのだ。
【次ページ】シューケアのHow Toを教えていただきました▶
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