第二次大戦時のアメリカ海軍空母“ビッグE”を洋上ジオラマで製作!【達人のプラモ術<米海軍空母エンタープライズ>】

■船体へのスミ入れ

船体の塗装が乾燥したらスミ入れを行います。スミ入れとはパーツのモールド(彫刻)に濃い色を乗せることで、よりディテールを際立たせるテクニックです。今回はタミヤのスミ入れ塗料のブラックを使用しています

▲今回使用したタミヤ「スミ入れ塗料(ブラック)」

スミ入れ塗料はエナメル塗料なので、塗り重ねても船体に塗装したラッカー塗料を溶かしてしまうことがありません。船体の溶接跡や格納甲板のシャッターのモールドなどに使用すると、メリハリが出て効果的です。

▲スミ入れ前

▲スミ入れ後

▲影となる甲板の裏側にもスミ入れしておく

▲喫水線部分とパーツはつや消し黒で塗装して船体に接着

スミ入れ塗料は攪拌してしまうと濃くなりすぎてしまうので、上澄みを使うことでキレイに仕上げられます。スミ入れが完了したら前後の甲板を取り付け、喫水線部分となる黒いパーツを取りつければ船体の完成です。

▲塗装が完了した甲板を船体に取りつける

次回は艦橋や対空火器など細部を仕上げていきます。お楽しみに!

【達人流!製作のポイント】

最初にも書きましたが、本キットはビギナーでも組みやすいスナップキットなので、艦船モデルを作ったことがないという人にもオススメです。ストレートに組んでもいいし、塗装やウエザリング、さらにはエッチングパーツなどでディテールアップを施して、よりリアルを追求するのもいいでしょう。

 

>> 達人のプラモ術

<写真・文/長谷川迷人>

 

【関連記事】

◆100均で買える“使える”ホビーツールTOP5【達人のプラモ術<100均ツール>】
◆知っておきたい接着剤選びのポイントと失敗しない使い方【達人のプラモ術<道具編>】
◆ニッパー選びのポイントと達人オススメニッパー7選【達人のプラモ術<道具編>】

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする