"自己流洗車"はもう卒業。想像以上に愛車が輝くプロの技を伝授！【インテリア編】

■インテリアをきれいにすれば快適さがアップ

──前回までに、ボディと、ホイール、ウインドウガラスの洗い方を教えてもらいましたが、外側がキレイになった途端に内側の汚れが気になって仕方がないです。

佐藤さん：インテリアは雨風に晒されないため、極端に汚れることは少ないです。そのせいか、外装ほど気にかけないドライバーも少なくありません。ですが、自分からの距離が近いからこそ、ひと手間を掛けるだけで快適さがグッと上がるんです。

■STEP1：ウエットクロスで内窓を拭く

佐藤さん：ウインドウの表側は前回仕上げたので、裏側はウエットクロスで拭いてあげましょう。プロスタッフ「クルマまるまるおもいっきりクロス」（参考価格438円）は、植物由来の洗浄成分でベタ付かず、サッパリした使い心地。内装だけでなく外装にも使えるので、グローブボックスに常備しておくといいと思います。

──指紋汚れが目立っていましたが、そうでない場所も意外と汚れているんですね。

佐藤さん：汚れがひどくなると視界にも影響しかねないので、マメに拭いたほうがいいです。

■STEP2：内装の樹脂部分を拭く

佐藤さん：このクロスは窓ガラス以外にも使えるので、ハンドルやダッシュボード、シフトレバーなど、手で触れる部分の汚れを拭いていきます。そのほか、運転席の足元やピラー、ドアの内側の樹脂パーツもこのクロスでキレイにできます。

■STEP3：ドアに付いた靴キズも復元

──ドアの内側や運転席の足元って、靴が当たるせいか汚れが頑固。何度拭いても汚れが浮き出てくるのでもう諦めています。

佐藤さん：靴が当たる部分の汚れは、実はキズなんです。だからクリーナーで拭いても乾くと目立ってしまうので、汚れを拭き取ってから復元コート剤でキレイにしましょう。リンレイの「車内の靴キズ復元コート」（参考価格：1098円）は、従来のガラス系コーティング剤と異なりスベリにくいので、アクセルやブレーキペダルにも使えます。

佐藤さん：まずは、付属のクロスにコート剤を数滴とります。目立たないところで試してみて、素材に変化や問題がないことを確認してから本施工してください。

佐藤さん：そして、優しく拭き上げるだけでこのとおりです。

──キズが消えるだけでなく、ツヤもかなり蘇りました！

佐藤さん：ピラーの内側やトランクなど、経年劣化で白っぽくなった樹脂パーツに施工すると、気分もリフレッシュできますよ。

佐藤さん：シートの汚れが気になる方は布シート用のクリーナー、ソフト99「布シート＆マットクリーナー」（写真右、参考価格1043円）もオススメ。有機溶剤不使用で、布地に負担をかけずにクリーニングが可能です。手アカや皮脂、タバコのヤニ、飲食物のシミなどを落とすだけでなく、抗菌・消臭効果もあります。持ち手付きのウェットクロス、「窓フクピカハンディワイパー」（写真左、参考価格1043円）は、内窓の奥まで手が届きづらい車種で大活躍してくれます。