【東京駅周辺の老舗】名建築で味わう、手作りアップルパイとウイスキーの余韻『Café 1894』

東京・丸の内。歴史ある建物と近代的な高層ビルが並ぶこの街には、慌ただしい日常から少し離れ、ゆっくりと時間を過ごしたくなる名店が点在しています。

なかでも、三菱一号館美術館に併設された『Café 1894』は、明治時代の銀行の営業室を可能な限り忠実に復元したクラシカルな空間で、食事やカフェを楽しめる一軒です。

 

▲丸の内の一角、三菱一号館美術館に併設する『Café 1894』

ここで味わいたいのが、クランブルをまとった手作りのアップルパイ。変わらない味を求めてリピーターが訪れるほどの愛されメニューです。

さらに、約100種類のウイスキーを取りそろえ、デザートとのペアリングも提案。

唯一無二の空間に身を置きながら、アップルパイとウイスキーが織りなす味わいを堪能し、明治時代の面影に思いを馳せる。そんな、丸の内で過ごすひとときはいかがでしょうか?

『Café 1894』の店名の由来は、1894年(明治27年)にさかのぼります。この時代、英国で流行していたクイーン・アン様式を取り入れた赤煉瓦造りの「三菱一号館」が、英国人建築家のジョサイア・コンドルの設計によって竣工。その1階には銀行の営業室が設けられていました。

 

▲赤煉瓦の外観が特徴的

しかし、建物は老朽化により1968年(昭和43年)に解体。その後、当時の設計図や写真などの資料を基に復元が進められ、2010年(平成22年)に三菱一号館美術館として開館。その付帯施設として「Café 1894」が誕生しました。

重厚な赤レンガ造りの建物は、丸の内の街並みにクラシカルな趣を添えています。

 

▲銀行の窓口までも再現

店内に足を踏み入れると、まず目に留まるのが、銀行の窓口を思わせるアーチ状の窓が付いたカウンターです。かつての銀行営業室にあった窓口を再現したもので、当時の空間を想像させる印象的な意匠となっています。

 

▲ガス灯の照明は、特有のつまみのスウィッチがついている

その奥に広がるのは、約8mもの高さがある吹き抜け。かつての銀行営業室を再現した開放的な造りで、太い柱や重厚な木の意匠が、明治時代の建築様式を思わせます。

 

天井の高さや柱の装飾、柔らかな光を落とす照明。その一つひとつが、食事やお茶を楽しむ時間に落ち着きと居心地のよさを与えてくれます。

 

【次ページ】ゆったりと「自家製クラシックアップルパイ」を。▶

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