「お前たちは何もわかってない」インスタポンプフューリー新作と誕生秘話

▲「INSTAPUMP FURY OG」 ブラック/ハイパーグリーン/リーボックレッド/ホワイト

グローバルフィットネスブランドのリーボックは、歴代の名作を中心に展開するリーボックのカジュアルライン・Reebok CLASSIC(リーボック クラシック)において、「INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)」のオリジナルカラー2色を、発売25周年を記念して復刻発売しました。

「INSTAPUMP FURY」は、1994年にランニングシューズとして発売され、今もリーボックの最も代表的なモデルとなっています。今回の復刻モデルは「INSTAPUMP FURY OG」(1万9440円)。

かつてリーボックに存在した精鋭揃いのスペシャルチーム RAC(リーボック アドバンスド コンセプツ)によって開発され、1994年に発売されたブランドのもっともアイコニックなモデルです。

この世に存在するどのシューズにも似ていないデザインを生み出すために、極めて野心的なコンセプトを掲げて進められて完成した1足が、今年で誕生から25周年を迎えます。

発売から25周年を記念して、当時のデザイナーと営業・マーケティングの衝突から生まれた “シトロン” と “サックス” というふたつのカラーが復刻されました。

今回のメインビジュアルには、当時デザイナーであるスティーブン・スミスの他部署のメンバーに対する思いである「YOU DON’T GET IT DO YOU?(お前たちは何もわかってないね)」がメッセージとして書かれています。

そのメッセージの真意とは!?

▲「INSTAPUMP FURY OG」 エコーブルー/ブラック/スチール/マットシルバー/ホワイト

80年代後半当時のスニーカー業界は、熾烈を極めていました。

ポンプ設備の一部であるエアチャンバーからヒントを得て生み出されたこのスニーカーに、マーケティング部の担当者は「色はブラックかグレイにできないか」とリクエストしてきたそうです。

デザイナーは、その夜にグレイのスプレーをこれでもかと塗りまくりました。出来上がったアイテムを見てマーケ担当者は喜んだのですが…。デザイナーは「わかってないな、まったくわかってない」とつぶやきました。

「スニーカーは、機能だけではない、デザインも含めて革新的でなければいけないんだ」

そういった開発者の思いが伝わるエピソードがいまも語られています。

結果として、“世の中に存在しないデザインを生み出す” というコンセプトを基にデザインされたスニーカーとして「インスタポンプフューリー」は誕生したのです。

なお、今回は「インスタポンプフューリー OG」に加えて、人気のサンダルタイプ「インスタポンプフューリー サンダル(インスタポンプフューリー サンダル)」、キッズモデル「バーサポンプフューリー(VERSA PUMP FURY)」もラインナップされます。

>> リーボック「インスタポンプフューリー」

 


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(文/&GP編集部)

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