福々しさがなんともエモい!慈悲の心を司る「矜羯羅童子」立像がフィギュア化

イスムの新作仏像フィギュア、モチーフは運慶作、八大童子立像の一尊「矜羯羅童子」。この童子像が手のひらサイズのフィギュア「TanaCOCORO[掌]矜羯羅童子(こんがらどうじ)」(2万3000円/税別)になりました。

「矜羯羅童子立像」はふっくらとした体躯と理知的な表情が特徴の若々しい童子像で、一般的には不動明王の両脇に「制多伽童子(せいたかどうじ)」とともに立ち並ぶ不動三尊像の姿で知られています。

その玉眼の輝きはしっかりと再現され、童子の純真無垢な心を強調しているかのよう。素材はポリストーン(石粉と合成樹脂の混合)ですが、もともとの仏像がもつ八百余年の歴史の風合いそのもののような雰囲気を見せます。

色味も、美しいグリーンのグラデーションを手彩色によって再現。フィギュアの全高は184mmと、自宅で飾るにはちょうどいいサイズ感となっています。

今回の「矜羯羅童子」の発売に合わせ、過去に販売されていた「制多伽童子像」も9月に数量限定で復刻販売されます。特に「動・剛」のイメージの制多伽童子と「静・柔」な造型の矜羯羅童子の対比は、見た目のコントラストがおもしろく、この2体だけでも十分に運慶の技量を感じられるはず。

なお、岩座の上で斜め前方を見据える矜羯羅童子ですが、本来の配置では視線の先に本尊の不動明王像があったと考えられています。

八大童子は他に、慧光(えこう)、慧喜(えき)、阿耨達(あのくた)、指徳(しとく)、烏倶婆迦(うぐばが)、清浄(しょうじょう)比丘の諸童子がいます。
はたして今後、イスムからリリースされるのかにも注目です。

>> イスム

<文/&GP>

 

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