■「iPhone 18 Pro/18 Pro Max」メインカメラに可変絞りを新搭載
フォルダブルではないiPhoneとしては、上位のProシリーズのみが発表されました。こちらは順当に6.3型の「iPhone 18 Pro」と、6.9型の「iPhone 18 Pro Max」という2サイズでの展開。外観の変化はほぼないマイナーアップデートですね。発売については、9月12日午後9時に予約注文が開始され、同月18日に発売予定。価格は21万9800円〜です。なお、iPhone 18 Proに関しては、従来世代でなかったストレージ2TBモデルも新たに選べるようになりました。
▲「iPhone 18 Pro」(画像出典:Apple)
基本仕様については、チップセットが「A20 Pro」に刷新され、処理性能やバッテリー持ちを堅実に伸ばしたことがポイント。ビデオ再生(ストリーミング)時のバッテリー持ちについては、iPhone 18 Proが最大33時間で前世代から+3時間、iPhone 18 Pro Maxが最大40時間で前世代から+5時間、と数値を伸ばしています。
▲新搭載の「A20 Pro」は、6コアCPU、7コアGPU、16コアNeural Engineを内蔵。前世代比でCPUは最大20%、GPUは最大40%高速化した。端末の排熱機構が強化されたこともiPhone 18 Pro/18 Pro Maxのポイント(画像出典:Apple)
また、カメラに関しては、メイン(48MP、2倍望遠対応)+超広角(48MP)+望遠(48MP)というトリプル構成を踏襲していますが、そのうちメインカメラが“可変絞り”に対応したのがトピック。ƒ/1.48(暗所撮影)、ƒ/1.8(デフォルト)、ƒ/2.8(幅広い奥行き)、ƒ/4.0(光条撮影)のようにシーンに応じて絞り値を切り替えられるようになりました。また、シャッタースピードをカスタマイズして行う撮影や、動画撮影後にシネマティックモードを反映できる機能など、新しい撮影機能も多く追加されています。
ちなみに、撮影した写真にピクセル単位で電子署名する「Appleリファレンス画像」なる機能もユニーク。元の撮影データを証明できる生成AI時代らしい機能です。
■「Apple Watch Series 12/Ultra 4」バックグラウンド測定とAI機能を強化
Apple Watchシリーズからは、スタンダードモデルの「Apple Watch Series 12」と、アウトドアユースまでカバーする上位モデル「Apple Watch Ultra 4」の2機種が登場。予約注文はすでに始まっていて、9月18日に発売予定です。価格は7万1800円〜。
▲「Apple Watch Series 12」(画像出典:Apple)
Apple Watch Series 12は、従来通り42mmまたは46mmという2サイズ展開。ケース素材は、「アルミニウム」「チタニウム」に加え、新たに「セラミック」も選べるようになりました。画面のコーティングが「Ceramic Shield 2」に強化され、前世代機より60%頑丈になったことも同機の進化点です。
一方、Apple Watch Ultra 4は、49mm・チタニウムケースのみでの展開で、外観の変更点についてはストラップバンドのバリエーション程度に留まります。
▲「Apple Watch Ultra 4」(画像出典:Apple)
両モデルに共通する進化点は、チップセットに「S11」を搭載すること。関連して(1)バックグラウンドでの心拍数の測定頻度が強化されたこと、(2)「準備度」の表示に対応したこと、(3)「オーディオインテリジェンス」機能に対応すること、という3点が重要です。
▲バックグラウンドの測定頻度は、「心拍数」は5秒おき(Series 11の頻度の60倍)、HRV(心拍変動)は5分おき(Series 11の24倍)に。そのうえでバッテリー持ちは、Series 12が従来世代の値をキープし、Ultra 4が+8時間数値を伸ばした。日中と夜間のバイタル値がそれぞれ表示されるようになったのもポイント(画像出典:Apple)
▲「準備度」(Rediness)では、アクティビティ、バイタル値、睡眠から分析した“その日の体がどれだけ動けるか”という目安が0〜10のスコアとして算出される。「休養」(Recover)、「無理せずに」(Pace Yourself)、「準備完了」(Ready)、「絶好調」(Go For It)という4段階の意味づけも、合わせて表示される(画像出典:Apple)
▲オーディオインテリジェンスとしてパッケージされる機能群には、AIを活用して会話をメモする「Siri Recap」や、15秒前の会話をテキストで振り返る「ライブ早戻し」などがある。また、アクセサビリティ機能としてドアベルや赤ちゃんの鳴き声などを通知する「サウンド認識」機能も追加(画像出典:Apple)
ただし、「オーディオインテリジェンス」の一部については、英語でのベータ版提供からスタートする予定。発売時点で日本語は未対応なので、留意しておきましょう。
■ベースモデルもANC対応に「AirPods 5」
周辺機器としては、インイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「AirPods 5」が登場しました。予約注文はすでに開始されていて、9月18日発売。価格は2万3800円〜で、ワイヤレス充電ケース付きの上位バリエーションが2万7800円です。
▲「AirPods 5」。外観は前世代の「AirPods 4」から大きくは変わらず、搭載するチップセットも「H2」で共通だ(画像出典:Apple)
そもそも、前世代モデルの「AirPods 4」では、ANC(アクティブノイズキャンセリング)に非対応なモデルがベースで、上位バリエーションがANC対応というラインアップでした。上位のANC対応モデルは、「外部音取り込み」や「適応型オーディオ」(環境に応じてANCを自動制御する機能)、「会話感知」(会話時に声が聞こえやすい設定に切り替える機能)、「ライブ翻訳」にも対応していました。
一方で、AirPods 5では、ベースモデルがANC対応に進化。さらにそのANCの精度自体も前世代比で最大1.5倍に向上しています。「外部音取り込み」「適応型オーディオ」「会話感知」「ライブ翻訳」にも対応を果たしました。上位のワイヤレス充電ケース付きのバリエーションについては、軸のスワイプ操作で音量をコントロールできる機構が追加される形となりました。
つまり、既存の上位モデルである「AirPods Pro 3」との差として残っているのは、(1)カナル型ではなくANCの効果がやや劣ること、(2)心拍センサーが搭載されていないこと、の2点くらい。イヤーチップが苦手な方にとっては、かなり魅力的なアップデートです。
なお、バッテリー持ちは、標準のAirPods 5がANCを有効にした状態のイヤホン本体で最大4時間、充電ケース併用で最大20時間。上位のワイヤレス充電ケース付きモデルで、それぞれ最大5時間、最大22時間です。
* * *
高額ではありますが、ついに登場したフォルダブルの「iPhone Duo」や、新機構の可変絞りを備えた「iPhone 18 Pro」などに、ついつい食指が動く人も少なくないのではないでしょうか。とはいえ、さすがに20万円、30万円の桁になってくると、一括購入はしんどそう。メーカーサイトでの分割購入や、端末購入補助についても気になってきますね。
>> Apple
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X
【関連記事】
◆iPhoneで銀行や決済のログインができない!そんな時にチェックしたいセキュリティ設定
◆1万円強の「HUAWEI Band 11 Pro」をいいなと思った理由は何より“ウーブンベルト”だから
◆「買って損なし」の極上スマホ5選【GoodsPress 2026上半期AWARD】
- 1
- 2






























