外はカリッ、中はモチッ!たったの2分で絶品トーストが焼けるトースターを使ってみた

■そもそも“グラファイト”って?

「アラジン グラファイト トースター」は、世界的ロングセラーの石油ストーブ「ブルーフレーム」で知られるイギリスの老舗暖房機メーカー、アラジンが発売するトースターです。家電OEMメーカー、株式会社千石の特許技術“遠赤グラファイト”を世界で初めてトースターに搭載しています。

▲庫内上部のオレンジ色に光っている部分が“遠赤グラファイト”

“遠赤グラファイト”は、人工衛星にも使用されている熱伝導率が高く遠赤外線量が多い素材。スイッチを入れるとわずか0.2秒でヒーターが発熱し、庫内温度を短時間で一般製品より30℃も高く保ちます。同じワット数の通常のトースターでは庫内温度が250℃程度なのを、このトースターでは280℃に保てるようになっています。これが、外カリッ中モチモチの秘訣。

ちなみに「バルミューダ ザ・トースター」は焼く前に小さじ一杯分の水を入れて蒸気にし、パンを薄い水分の膜で覆うことで表面だけを焼き、中に水分を閉じ込めます。そして「アラジン グラファイト トースター」は、加熱によってパンの水分がなくなる前に高温で一気に焼き上げます。そうすることで、外はカリッ、中はフワッを実現。同じトースターでも一方は「蒸気」、もう一方は「スピード」と、焼き方が異なります。

 

■カフェでも御用達!

「アラジン」のトースターに興味をもったのは、とあるカフェで食べたホットドッグがきっかけでした。焼き加減といい、ソーセージの歯ごたえといい、あまりにも美味しくてその後も通うように。そして、そのお店で使われていたトースターが「アラジン グラファイト グリル&トースター」だったんです。ちなみにそのカフェとは、2016年に東京・浅草にオープンしたカフェ「SPLENDOR COFFEE(スプレンダー コーヒー)」です。

▲「SPLENDOR COFFEE」(東京都台東区寿4−13−10)

ニューヨーク・ブルックリンをイメージしたこちらのお店。洗練されているけど、どこか懐かしさが漂う雰囲気が印象的。丁寧にドリップされるコーヒーはもちろん美味しいのですが、トーストやホットドッグがまた格別。パンはお店の近所にある昭和17年創業の老舗ベーカリー「ペリカン」のパンを使用し、そして「アラジン グラファイト グリル&トースター」で焼き上げて提供されます。

▲日々使われていることが分かる2台の「グリル&トースター」

パリッとした食感を出しつつもジューシーに焼かれたソーセージと、表面がカリッ、中はフワッとしたドッグパンの相性が抜群のホットドッグなんです。ホットドッグといえば、パンの表面をこんがり焼こうとしてパンの中まで固くなりがち。それはそれで嫌いじゃないけれど、こちらのホットドッグは外カリッ中フワッのバランスが絶妙。なんと言っても頬張ったときの食感がイイ。でもこれ、パンそのものの美味しさだけが生みだした食感ではなさそう。

▲「スプレンダー オリジナル ホットドッグ」(750円)はコーヒーとセットで1100円

店長の清水英貴さんいわく「美味しさのポイントは“火力”です。パンはちょっと焼きすぎかな? と思うくらいにしっかり焼いて提供するのが“ブルックリンスタイル”。パンがパサパサにならず、かつ食べごたえのある焼き加減を追求した結果、いちばん火力が強いのがアラジンのトースターだったんです」とのこと。たしかに、バルミューダは230℃、アラジンは280℃で焼きます。この280℃というところもポイントなのかも。ソーセージはドッグパンに挟む前にトースターで焼き、ジューシーかつパリッとした噛みごたえに。パンとソーセージそれぞれを別々にトースターで焼くことで、あの食感を出しています。そしてふと「自宅でもこれを食べたい」と思ってしまったのです。

▲ホットドッグを作る際は、まずグリルパンを使いソーセージを焼き、次にソーセージをパンに挟んでトーストする

▲「デビルズトースト」(400円)も美味

【次ページ】本当に2分でトーストができるのか

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