手のひらサイズのこの小さい財布、意外と大容量なんです ―「小さい財布」製作日記④

■質感、使い勝手ともに◎!

基本構造は、Lファスナータイプ。2辺にファスナーが付いている。気になるファスナーの動きも問題なし。角の部分が曲線になっていて、スーッと動いてくれる。気持ち良くて思わず何度も開け閉めしてしまった…。

外側は、ミルスペック素材であるバリスティックナイロンを使用。何度もポケットやバッグに出し入れされるモノだから、頑丈であることは重要だ。特にケツポケ派にとっては、外せないポイントとなる。やっぱりバリスティックナイロンは手触りがイイ! いかにも強そうで、そしてサラッとした質感。さらに頑丈さも伝わってくる。

ファスナーを全開にすると、ガバッと開く。そして内部はレザー仕様になっている。中央にあるポケットだけでなく、側面のカードポケットが付けられた部分もレザーだ。そしてポイントは、上写真奥側のマチ。

Lファスナー型の場合、ここが閉じられているモノが多いが、それでは中央ポケットが大きく開かない。ここはおそらく小銭入れとして使う人が多いはず。となると、大きく開かないと使いづらい。

そこで、内側に折り畳まれるマチを付けた。実際に小銭を入れて取り出してみると…

大きく開くので、底にある小銭も取り出しやすい。しかもここ、かなりの大容量なのだ。ただし、あまり小銭を入れすぎると財布が膨らんでしまうので、そこそこの枚数にしておくといいかも。

お札は、小銭ポケットの両側に入れる。二つ折りにしても、ポケットを覆うように入れてもOK。一番大きい1万円札も問題なく入った。両側にはカードポケットも装備。頑張れば1カ所に5~6枚は余裕で入るが、やはり膨らんでしまうので、それぞれ2~3枚にしておくと、財布をスマートに保てるのでオススメだ。

何も入れなければ、厚さは約10mm。その気になればカード10枚、お札10枚、小銭もたくさん入れられる(分厚くなるが…)。これなら十分、メインの財布として使える。

もしメインが長財布だとしても、その長財布はバッグに入れておく。そしてこの財布には、良く行くお店のポイントカードやキャッシュカード、クレジットカード、交通系ICカードと現金を入れておく。よく使うモノだけを入れて薄くスマートに保っておけば、スーツのポケットやジーンズのケツポケなどに入れてもわずらわしくないし、コンビニや本屋、駅などでサッと取り出せる。そんな使い方もアリかもしれない。

現金はすべて入れちゃえるわけだから、この財布以外にはカードケースだけ、という使い方もアリかもしれない。

【次ページ】ミニバッグと相性抜群!

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