コーヒーを淹れて分かった!バルミューダの電気ケトルに向く人、ビタントニオの最新"温調"電気ケトルに向く人

■沸騰専用か?温度設定機能付きか?

最初に断りを入れておかねばならないが、この2台は“電気ケトル”とひと言でいえば同じようだが、厳密には同じ土俵ではない。

いうなれば、
バルミューダの「バルミューダ ザ・ポット」は、ポット目▶︎電気ケトル亜目▶︎ドリップこだわり科▶︎沸騰専用属。

ビタントニオの「温調ドリップケトル "アクティ”」は、ポット目▶︎電気ケトル亜目▶︎ドリップこだわり科▶︎温度設定可能属。

つまり、温度設定機能がいらなければバルミューダを、欲しければビタントニオを選ぶ! という結論になる。

とはいえ、どんな用途に適しているのか? そして、コーヒーを淹れたらどう違うのか? 両者はどんな人に向いているのか? を探ってみた。

その前に両ポットの概要をおさらい。

湯を沸かすに特化したバルミューダの「バルミューダ ザ・ポット」

それまでの電気ポットとはまったく異なるフォルムとコンセプトで登場。それまでコーヒーを淹れる湯は鉄瓶で沸かしていたが、これなら便利かもと思い購入。以来、ほぼ毎日使っている。

カラーはホワイトとブラックの2色。ブラックが入荷待ちだったのでホワイトにしたものの、自宅のインテリアとよくなじみ結果良かった。

▲マットなホワイトで曲線の優しいフォルムは、キッチンでもよく映える。本体サイズはW269×H170×D128mm、電源ベース込みでW269×H194×D142mm、重量が本体約0.6kg、電源ベース約0.3kg

▲沸騰は、本体後ろにあるスイッチを押すだけ。取扱説明書を見なくても使える手軽さは使う人にとって優しい。沸騰時間の目安は、200mlで約1分半、600ml(満水時)で約3分。空だき防止機能、自動電源OFF機能が付いている

▲容量は0.6L。最大水位の場所に目印が付いているので、分かりやすい。0.3L位置にも目印があれば2人用の湯を沸かす際に重宝しそう

細かな温度設定が便利なビタントニオの「温調ドリップケトル "アクティ”」

バルミューダを持っているものの、気になっていたのが温度設定機能付きの電気ケトル。それまで好みのデザインのモデルがなかったところに、ビタントニオの「温調ドリップケトル "アクティ”」が登場したので購入を決定。

決め手はデザインはもちろん、その機能性の高さだ。

▲ぽってりとしたデザインながら、マットブラックで精悍なイメージ。本体サイズは約W300×H164×D140mm。電源プレート設置時で約W300×H195×D202mm。重量は約1.1kg

▲沸騰モードは、電源を長押しするだけ。ディスプレイは大型で見やすく、タッチボタンは操作性が高い。沸騰するとブザーが鳴るが、気になる人用にボタン操作音とブザーの消音機能が付いている

▲加熱中は、本体左のディスプレイに100℃と現在の水温が交互に表示される。沸騰までの時間を予測できるので、意外と便利。ケトルを持ち上げると電源オフとなる

▲温度設定モード
は50~100℃まで、用途に合わせて1℃刻みで設定できる。
設定温度に達したら、ブザーでお知らせ。さらに、ケトルを電源プレートに戻すと、設定温度に再加熱・保温する、独自のバリスタ機能も重宝する

▲最大容量は約0.8L。バルミューダに比べて約200ml多いが、個人的にこの容量は多い

【次ページ】コーヒーを淹れやすいのはどっち?

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