南部鉄器のホットサンドメーカーがあればコンビニ食材でも絶品を作れるぞ!

■コンビニ食材だけで作ってみた!

食材は、河川敷の行く途中に寄ったセブンイレブンで購入。食パンは迷ったあげく、6枚切りに。深さがあるので8枚切りだと端っこがくっつかない可能性があるかなと。

ママチャリのカゴにシングルバーナー、ホットサンドクッカー、テーブル、食材その他を積み込み、たどり着いたのは河川敷。いい天気! 遠くに桜が見えます。ではさっそくクッキング!

まずはパンをのせてみます。当然サイズはピッタリ! でも6枚切りじゃ厚かったかも…。

けっこうはみ出た食パン。まぁ圧着するから大丈夫でしょ。

1品目は「コロッケホットサンド」。チーズをのせて、その上に千切りキャベツを敷き、さらにコロッケをのせて付属のソースをかけます。あとはもう1枚パンをのせれば準備完了。

横から見ると高さがハンパない! はたして閉まるのか…。

ぎゅーっ! はみ出ようとするパンを中に押し込みながら閉めていきます。そもそもホットサンドクッカー自体が重いので、さほど苦労せず閉められました。

どうですか。しっかり閉まりましたよ。たぶんコロッケもパンもぺっちゃんこ(笑)。

シングルバーナーを点火して、のせる。シングルバーナーの小さい五徳だと不安定かと思いきや、結構しっかりのっかってます。これなら安心! ハンドルの長さと本体部分の重さは絶妙なバランスになっているような気がします。

まずは片面を2分ずつ焼いて、少し開けて焼け具合を確認。なんとなくもうちょっとかなと思ったので、片面を2分程度ずつ焼いて火を止めました。

おぅ…、焼きすぎ? ちょいと中央が焦げてしまった。これはおそらく、シングルバーナーの火の形によるものかもしれません。広がるような火の場合は、まんべんなく焼けるかもしれませんが、火の直径が小さくなるシングルバーナーだと、中央に強く当たりがち。

また、その日最初に使う場合は、しっかり全体を温める必要があるような気がしました。ただし先に空焼きしてしまうとパンや具材をのせる時に大変なので、まずはゆっくりと弱火で全体の温度を上げてから中火程度でしっかり火を入れていくのがいいのではないかと。このあたりも鉄製ならではですね。

一度使って全体が温まれば、次からは当たり具合を確認しながら火の調整するだけでいいと思います。上手く焼けると、なんだか使いこなした感が出てくる気がするぞ。これこそまさに自分の“道具”になっていくってことなのかもしれません。

包丁を持ってくるのを忘れたので、ナイフで切りました。うん、まぁ意外と悪くないよね(笑)。さっそくいただきましたが、もちろん味は◯! だいぶシンプルなホットサンドですが、悪くない。

お次は、チーズ&ハム&たまごサラダ。中央の層をたまごサラダにし、それをハムとチーズで挟んだ、具だくさんホットサンドです。

こちらはさすがにそこまで厚みはないので、余裕で閉められるでしょ。

ゆっくりとぎゅーっと…。うおっ! たまごサラダがぶにゅっとはみ出てきた! けど見なかったことにして…

全閉! 大丈夫、焼けば大丈夫…。

ホットサンドクッカーは一度使って温まっているので、最初から中火でしっかり焼いていきます。両面を焼き焼き…。何度か開けて焼け具合を確認しつつ…

よっしゃ完成! 結構いい感じに出来上がったのではないでしょうか!

ナイフでサクッと切って…。もっとちゃんとした包丁があればキレイに切れたんですよ(言い訳)。でもこちらも美味しくできました。

実際に2枚焼いて思ったのが、特殊な構造による端っこの焼き上がり方について。実はこの「ホットサンドクッカー」、閉じても端部分にある程度空間ができるタイプのため、周りをギュッと圧着はできません。フワッと閉じるような形になります。なので、水気のある具材を入れると、ちょっと大変かも。

実はこの原稿を書き始めて気付きました。この商品、「ホットサンドメーカー」ではなく「ホットサンドクッカー」なんですよね。ということは、ホットサンドはもちろん作れるんですが、前にも書いた通り、片側だけ使ってクッカー=フライパン・スキレットとしても使えるということを前提として作られているんです。だからこそ、端にちょっとだけ高さを持たせているのかもしれません。

スキレットにもなり、ホットサンドも作れる。育てる楽しみもある。10年後、黒光りしているように、さっそく次のキャンプから使っていきますよ。あ、そうそう、すべて鉄製なので、焚き火に突っ込むこともできますよ。それもまた鉄ならではの楽しみ方ですよね!

>> OIGEN「ホットサンドクッカー」

 


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(取材・文/&GP編集部 円道秀和)

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