人気の「マツダ3」はココがスゴい!“シグネチャースタイル”はドレスアップと高性能を両立

■シグネチャースタイルはマツダ3のバージョン違い!?

新型マツダ3の多彩な純正アクセサリーの中でも、特に注目したいのが、“ファストバック”と呼ばれる5ドアハッチバックに設定される“シグネチャースタイル”(49万8000円/取り付け費込み)というエクステリアキット。

同キットは、「フロントアンダースカート+リアルーフスポイラー」、「サイドアンダースカート」、「リアアンダースカート」などのいわゆるエアロパーツ類と、BBS社製「鍛造アルミホイール」で構成されたもの。マツダは、「マツダ車のデザインに息づく“引き算の美学”の信念をシグネチャースタイルにも貫くと同時に、スポーティさや上質さをより際立たせた」と説明する。

新型マツダ3のルックスは、特徴的なリアピラーを始め、全身に個性が満ちあふれているため、そのバランスを崩すことなくドレスアップすることは、とても難しい。従来までのルックスであれば、アクセサリー類を装着してひときわ個性を強める、という手法も採れただろうが、新型マツダ3では、標準仕様のスタイルと調和させるという手法を選んだ。

例えばエクステリアパーツは、フロントアンダースカートを始めとするエアロパーツ類をグロスブラック仕上げに。ポリメタルグレーメタリックやソウルレッドクリスタルメタリック、マシーングレープレミアムメタリックといった印象的なファストバックのボディカラーに対し、あえて目立たないカラーコーディネートにしている。それでいて、車体下部にボリュームを持たせることでスタイリングを引き締め、ノーマルとは異なる雰囲気に仕立てているのだ。

アクセサリー類をここまでクルマ本体と調和したデザインに仕上げてきたのには、大きな理由がある。実は、アクセサリー類の開発に当たりマツダは、マツダ3とアクセサリー類とのデザインを、それぞれ個別に進めるのではなく、アクセサリー類のデザインもクルマ本体のそれと連携させながら進めてきた。だから、アクセサリー類のデザイナーもマツダ3のデザインの意図を理解し、それをアクセサリー類にもしっかり反映した上で、同じ理想を求めて開発に取り組んだのである。アクセサリー類だけで独自の世界観を生み出すのではなく、シグネチャースタイルはあくまで、マツダ3のバージョン違いのような仕立て。その分、デザインのバランスがしっかりとれているのだ。

■空力性能にも考慮したエアロパーツ類

もちろん、見た目だけでなく、優れた性能をしっかり備えているのも、シグネチャースタイルのスゴいところ。

例えば、フロントバンパー下部に装着され、前方に張り出すフロントアンダースカートは、大きなダウンフォースを生むリアルーフスポイラーとの空力バランスを考慮して設計されたもの。

また、さり気ないデザインのサイドアンダースカートは、リアタイヤの直前部だけが飛行機の垂直尾翼やウイングレットのようにせり立っているが、これは、後輪付近の空気の流れを整え、空気抵抗を減らそうというアイデアから。さらにアルミホイールは、BBS社による鍛造アルミ製で、標準装着されるホイールと比べ、1本当たり約1.5kgも軽く仕上がっている。

その上で驚かされるのが、シグネチャースタイルの価格設定。エアロパーツ類は、フロントアンダースカート+リアルーフスポイラー、サイドアンダースカート、リアアンダースカートそれぞれを単体で装着可能だが、それらにBBS社製の鍛造アルミホイールをプラスすると、合計金額は71万9936円に達する。中でも、BBS社製のアルミホイールは、1台分で41万4436円と高価なのだ! でもシグネチャースタイルは、それらをパッケージしながら、アンダー50万円のプライスタグを実現。そこには、「エアロパーツだけでなくアルミホイールもセットし、マツダ3のトータルコーディネートを楽しんで欲しい」というマツダの思いが息づいている。

■“引き算の美学”は小さなアイテムにも及ぶ

アクセサリーに対するマツダの熱意は、シグネチャースタイルだけにとどまらない。他のアイテムも、従来よりこだわった商品作りが行われている。

例えば、サイドウインドウ上部に取り付けられる「アクリルバイザー」は、従来タイプよりクルマへのフィット感を重視したデザインに進化。そこには「せっかく美しいマツダ3のデザインをスポイルしたくない」という思いが込められている。

また、「フロアマット」や「スポーツペダル」、ドアを開けると目に入るイルミネーション付きの「スカッフプレート」は、それぞれデザインをシンプル化。マツダデザインが目指す“引き算の美学”にマッチングさせるとともに、クルマとの一体感を強め、後付け感をなくすなど、バージョンアップが図られている。

「より美しいデザインにしたい」というマツダの意識改革は、マツダ3本体だけでなく、こうしたアクセサリー類に至る隅々にまで及んでいるのだ。

(文/工藤貴宏 写真/&GP編集部)


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