車中泊が格段に快適になる!ogawa「カーサイドシェルター」【アウトドア銘品図鑑】

■設営

収納サイズは68×18×18cm、総重量約4.2kg。カーサイドリビングよりも1.3kgほど軽くなっています。写真はセレナのラゲッジに載せている様子です。椅子の下の隙間とほぼ同じ高さでした。

袋の中には幕とフレーム、ペグ、ハンマー、吸盤、アンカーバッグが入っています。アンカーバッグとは、ペグを使用できない舗装された駐車場で使う際に、中に石や砂、ペットボトルを入れて簡易的にテントを固定するためのもの。

組み立てはスリーブと、フックによる吊り下げの併用です。まず、スリーブにフレームを通したら、天井側のフレームを写真のテープポケットに差し込みます。その後、地面側のフレームを幕の端にあるピンを差すので、ひとりでも楽にフレームを通せますよ。フレームを通した後にフックを引っかけて幕を吊り下げるのは、ほかのテント同様です。

吸盤を取り付ける穴は片側に4つあるので、クルマのサイズに合う穴を選びましょう。ルーフの汚れを落とし、吸盤と圧縮板をクルマに抑えるようにして取り付けてから、カーサイドシェルターの穴に通し、上からネジで固定します。

最後に裾をペグで固定したら完成です。最初はクルマのルーフの形やサイズによって、どの辺りに吸盤を貼り付けたらいいのかちょっと迷ってしまいますが、それでも設営時間は5分に満たないほど簡単です。

対応する車種は、全高170〜200cm。コンパクトミニバンでは、フリードはOKですが、シエンタは全高がやや足りません。また、人気のハイエースだと標準ルーフのバンは対応しますが、ワゴンやバンでもミドルルーフになると200cmオーバーなので寸足らずになってしまいます。汎用性が高いので車種が変わっても使えますが、全高についてはクルマの買い換え時にはちょっと気をつけたいところです。
 

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