コップがケトルに!どこでもドリップコーヒーを楽しめるRappo-Kyoto「森乃雫」【アウトドア銘品図鑑】

■水に浸しておくとスムーズ

収納缶に水を注ぎ、「森乃雫」を浸してからカップに取り付けます。このひと手間がポイントです。

カップに取り付ける側(マグネットが付いているほう)を水に浸しておきます。「森乃雫」は表面張力と毛管力でサイフォン効果が発生し、カップをほんのわずかに傾けるだけで細く一定の湯を注げます。

ところが「森乃雫」が乾燥していると注ぎ口の脇から水が落ちてしまい、うまく注ぎ口を通っていきません。ほんの少しでも水が入っていることで呼び水となりスムーズに湯を注げるので、取り付け前、忘れずに水に浸しておきましょう。

ちなみに収納缶に注ぐのはドリップ用の湯ではなく、水を使ってください。

湯が入ったクッカーやカップに「森乃雫」を取り付けます。中に入っているのは熱湯なので十分注意しましょう。

取り付け位置はハンドルの反対側ではなく、少しずらして装着するほうが湯量を確認しやすく、コントロールもしやすいように思います。ハンドルの形によっては、ハンドルと直角の位置にしてもいいですし、自分が使いやすい場所を探してみましょう。

ロッキーカップに装着して湯を注いでみました。安定して細く湯を注げるし水切れもよし! 「森乃雫」なしでは均一に細く湯を注ぐのは大変だから差は歴然。

厚みが不安でしたが、スタンレーのスタッキング真空パイント0.47Lにも取り付けられました。湯の温度が下がりにくいので、寒い時期に2〜3人分のコーヒーをいれるようなシーンで重宝しそう。

メスティンも取り付けられます。角形クッカーでも角が丸ければ装着できるのはうれしいですね!

ドリップポットのペリカン口に似ていて、先端がごく細くなっています。だから細く注ぐだけでなく点滴のようにポトポトと注ぐことだってできるんです。

ドリップポットがなくても「森乃雫」と小さな鍋、カップがあればドリップコーヒーを楽しめます。

現在、キャンプ用ケトルに取り付けられる注ぎ口を開発中とのこと。これも楽しみですね。

>> Rappo-Kyoto

<取材・文/大森弘恵

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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