電動工具系クリーナーはパワーがあって取り回しやすく部屋以外の掃除にも大活躍です!

■業界最強パワーはダテじゃない!

まずはスペックから。サイズは、本体長476(1003※延長管、床用ノズルを付けた状態) × 幅112 × 高さ169mm、1.6kg、集塵容量は560ml。吸込仕事率は、【強】が155W、【標準】が65W、【弱】が35Wです。

付属品は、床用ノズル・延長管(ノズルホルダ付き)・スキマノズルのみ。

そんなHiKOKIの「コードレスクリーナ R36DA」ですが、自宅に配送業者さんが持ってきてから、使ってみるまでの感情変化は、こんな感じでした。

小ちゃ「配送屋さんが持ってきた箱を見て」

軽っ「配送屋さんから手渡しされて」

ちゃち「箱を開けて」

うるさ「スイッチを入れて」

おっ、吸う!「掃除を始めて」

思ってたより小さく、外装がテカテカなプラスチックなので安っぽく、低騒音と書かれていたので静かなのかなと思ったら意外にうるさく、でも使ってみたら想像以上にハイパワー!

延長管を装着した状態の写真を見て購入したので、通常のクリーナーとそう変わらないと思っていましたが、延長管を付けなければ約60cmちょっと長めのハンディクリーナーで、電動工具感が漂います。

早速、掃除をするとグングン吸ってくれるので、楽しくなりました。ちょっと掃除に目覚め、ゴミがあるとすぐにスイッチオン! 本体が1.6kgとありますが、重心バランスがいいのか、重さを感じず取り回しもしやすいので、床だけでなく窓の桟(さん)や机の上にも使えます。

吸込仕事率150Wで、業界最強パワー(国内電動工具メーカー製)というのもうなずける力強さ。家電メーカー製のメインとして使用する掃除機はもっと強力ですが、絨毯などを掃除することはないのでこれで十分です。

ただし低騒音75dBと書かれていますが、そもそも75dBが低騒音なのかというとそうでもなく、一般的には70dBでかなりうるさいレベルだそう。しかもこれがどの強さでこの騒音量なのか分かりませんが、夜は使えません。ラジオを付けている時にも掃除しましたが、ラジオの声が聞こえないくらい。

とはいえ、掃除機=うるさいイメージがあるので仕方ないと納得しましたが、低騒音と書かれていた段階で期待値が高まっていた分、うるさく感じました。

ちょっとだけならそんなに汚れないだろうと思い、撮影前に使用してしまったものだから、内部の写真はありませんがダストケース内にはゴミがいっぱい。内部には捕集性能の高い、ろ布製のフィルタが採用されています。

同社の不織布フィルタを使ったクリーナ R18DAと比べると、約36%捕集性能がアップしたそうです。

パワーの源であるバッテリーは、18Vと36Vが自動で切り替わるマルチボルト蓄電池「BSL36A18」。普段はインパクトドライバに仕様しているもの。

バッテリーはほかの電動工具同様、本体後部に「カチッ」と差し込むだけ。両サイドのラッチを押しながら引き抜けば、簡単に取り外せます。

1充電あたりの連続使用時間は、【強】約15分、【標準】30分、【弱】約60分。

バッテリーの背面には電池残量表示ランプが付いており、4つのインジケーターの点灯で残量が一目で分かります。残量が0%だと点滅する仕様です。

4つのインジケータランプが全部点灯していれば電池残量は75%以上、3つ点灯なら50〜75%未満、2つなら25〜50%未満、1つなら25%未満です。

1つ点滅すると0%、4つ点滅だと高温のため出力停止です。

充電時間は、冷却機能付きの専用充電器「UC18YDL2」を使えば、実用充電で約19分、満充電で約25分。ちなみに、この充電器とマルチボルト蓄電池「BSL 36A18」が付いたセットは4万6800円(税別)です。

【次ページ】直線的に“吸う”に特化したシンプル構成

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