パズルみたいに組み立てるミタリワークスの焚き火台がカッコイイ

■切り込みを利用して組み立て

サイズはS(1万7600円)、M(2万4200円)、L(2万9700円)の3種類で、どれも基本設計は同じ。切り込みの入ったプレートを組み合わせてまるで立体パズルのように組み立てます。

3枚のプレートと三角形の底板のセットです。SS400という鋼板でできていて、フラット収納ができます。熱が入ると色が微妙に変わるし、湿気によってうっすら錆ることもあるでしょうがそれも味わい。ガンガン使って自分だけの道具に育てられそうです。

ではLサイズを組み立ててみます。

プレートはミタリワークスのロゴとゴトクを差し込む段のほかに、脚となる出っ張り部分に切り込みが入っています。

1枚は脚の下側に2か所、2枚目は脚の上側2か所、そして3枚目は脚の上と下に1か所ずつ切り込みがあるので、切り込み同士がかみ合うようにするだけ。

中央に三角形の底板を載せれば完成です。組み立て手順はお手軽な立体パズルのようですが、できあがりは鋼板ということもありなんだかアート作品のよう。ここに火を灯すわけだから期待が高まります。

組み立て時の開口部は一辺34cmで高さは35cm。

ちなみに組み立てた後に動かすときは、2カ所の切り込みが上にある面(下から他の2面を支えている面)を持てば、形が安定したまま動かせます。

「タキビスタンド」がおもしろいのは、別売の「プラス1タキビスタンド」(9900円)という四角い底板と追加プレートを使えば、もっと薪を入れる量を増やせるんです。

Lサイズの基本セットは4〜6人向けでファミリー利用ならこれで十分ですが、「プラス1」を使って写真のようにすれば開口部の一辺は△34cm→□44cmに拡大。8人くらいでも囲めそうです。

ただし重量は「タキビスタンドLサイズ」3.7kg+「プラス1タキビスタンドLサイズ」1.25kg。なかなかの重さ。

MとSでの重量と大きさを見比べてみましょう。

「タキビスタンドSサイズ」(650g)+「プラス1タキビスタンドSサイズ」(200g)で間口は△17cm→□17cm

「タキビスタンドMサイズ」(1.32kg)+「プラス1タキビスタンドMサイズ」(400g)で間口は△23cm→□30cm

3〜4名利用ならMサイズ+「プラス1」にしてちょっと軽量化を図ってもいいかもしれません。

 

■直火みたいに炎がよく見える

直火禁止のキャンプ場が増えた今、焚き火台はマストアイテムですが、できることなら直火っぽい焚き火をしたい。この焚き火好きの永遠のテーマを実現するべく「タキビスタンド」はデザインされています。

一見、高いプレートに阻まれているように見えますが、プレートとプレートの間は広く、炎がよく見えます。日が落ちるとよりプレートが主張することなく、炎を引き立てるのがいいんです。

「タキビスタンドLサイズ」であれば市販薪をそのまま横向きに積めるし、プレートに沿って薪を立てかけることも可能です。三角形だと薪を置く自由度が減るように思いましたが、開放部が大きいので思いのほか自由に薪を組めるんですね。

地面から底板(火床)までの高さはごくわずかなので、焚き火シート利用は必須です。

1日中焚き火をしましたが、底板にスリットが入っているのでもっとたくさんの灰が落ちるかと思いきや、焚き火シートに落ちた灰はわずか。本体を移動させない限り、灰をばらまくことはなさそうです。

料理をしたいときは別売の「トップテーブル」(トライアングルLサイズ、スクエアLサイズともに6600円)を取り付けて。本体の棚は3段になっていて、中央に出っ張りがあります。ここに引っかけるので重い鍋を置いてもずり落ちることなし。安定感がありますね。下段に「トップテーブル」を置くときは、「トップテーブル」の内側の穴を利用。下段利用時でも薪を補充しやすいデザインなのが秀逸です。

パッと見はアート作品っぽくて主張しますが、ひとたび焚き火をはじめると炎を引き立てる。そんな日本人的わびさびを感じる焚き火台です。

>> ミタリワークス

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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