ソロにちょうどいい2ルームテント「ツインアーチソロテント」で冬キャンが快適になりました

■全部入りで重量6.47kg

「ツインアーチソロテント」は、張り綱やペグなど設営に必要なものが全部そろっているので、芝生のキャンプサイトならそのまま使えます。それでいて重量は7kg以下。扱いやすいサイズに仕上がっています。

▲収納サイズは60×22×H22cm、重量6.47kg

収納袋はよくあるドラム型。かなりゆったりしていて出し入れが楽ちん。

▲インナー、フライ、フレーム、スチールペグ、張り綱、キャノピーポール

ポールの折り寸が約50cmなので、大型バイクであれば積載できそうです。

■インナーは吊り下げ式でシェルター利用もOK

メインフレームは2本。フレームを通す位置は裾にベルトが付いていて、ペグ位置が一発で決まります。

▲フライは320×220×H130cm

メインフレームの位置を決めたら、両脇をピシッと張って固定するとシェルターになります。

コットとチェアがすっぽり収まる広さ。チェアに座ったときも頭上にゆとりがあり、圧迫感はありません。ペット連れやコット派は、こんな感じにインナーなしとしてもいいでしょう。

フライは奥行きは220cmなので、コットを入り口の脇に置くことだってできます。サイトの斜面に応じてレイアウトを変えられるのが便利です。

■インナーテントは前後どちらに取り付けても大丈夫

フライシートは前後・左右対称なので、インナーテントの取り付けに困りません。

▲インナーテントは280/130×110×H120cm

吊り下げ式のインナーテントを装着しました。寝室と前室(リビング)をほぼ半分に分けることができます。インナーの出入り口が広く、寝袋やブランケットなどの出し入れが楽! インナーは前後に大型メッシュパネル、上部2カ所にベンチレーターが搭載されているので、真夏も気持ちよく眠れるでしょう。

インナーの奥行きは110cmで封筒型寝袋がピッタリですが、幅はかなり長く(280cm)、50Lのダッフルバッグを足下に置いても余裕があります。

インナーテントは前方が長く、後部が少し絞られた台形。取り付けの際は一度広げて長いほうを確認しましょう。購入後、インナーテント前面のファスナータブに色つきのロープを付けるといいかも。

フライの赤いリングにインナーの赤いフックで引っかけたあと、各所にある黒いフックを延ばせばちょうどいい位置に黒いリングが見つかるはず。

裾のリングが届きにくく感じましたが、ベルトをゆるめれば解決できます。

■やっぱり大型前室があるとイイ

タープよりもあたたかく、雨が入りにくいので風が吹く日も落ち着いて過ごせます。

「ツインアーチソロテント」で3泊したところ、初日の夜から降雪。湿気の多い重めの雪だったため、2本のフレームの間に雪がたまり、屋根が少したわみました。これは構造上どうしようもありません。ドカ雪には注意が必要です。

とはいえ、パネルを開いて寝袋に潜りこみながら見る雪景色は最高。レインウエアやブーツの置き場所もしっかり確保できます。

なお、パネルを大きく跳ね上げると開放的で気持ちいいのですが、その分、天井部分に大きな隙間ができて雨や雪が前室に入りやすくなります。天候に合わせてファスナーの開き具合やパネルの角度を調整しましょう。

フライにはスカートがぐるりと装備されています。雪の日でなくても隙間風が入りづらく、あたたかく過ごせます。

フライシートに装備されている4つのベンチレーターは、すべてオーニング付き。雨や雪の影響を受けず、しっかり換気できます。

▲フライはポリエステルリップストップ

ワンポールテントもいいですが、トンネル形はミニマムなのに有効面積が広くてゆったり。パネルを開け閉めする際にファスナーまで手が届きやすいのもいいんです。

それに「ツインアーチソロテント」は寝室が細長く、足下や頭上に荷物がたっぷり入ります。これが思いのほか便利。

ロゴは奥ゆかしいサイズで、フライに1カ所配されています。ノーブランドの振りをして引裂強度の高いリップストップ生地、アルミの自在金具など、細部までこだわりが満載。重い雪には注意が必要ですが、1年を通して使える便利なソロテントです。

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<取材・文/大森弘恵

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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