薄軽、小銭入れ付き、高見えしない。旅におすすめなミニ財布3選

■ズボンのポケットに入れてもジャマにならないモンベル

【軽さ】★★★
【小ささ】★★☆
【価格】★★☆
【使い勝手】★★☆

モンベルのミニ財布といえば三つ折りタイプの「トレールワレット」が人気ですが、こちらは二つ折りになります。サイズは縦9.2×幅10.8cm。公式では厚さは記載されていないのですが、名前がフラットとあるようにとにかく薄いのが特徴です。

小銭入れは外側に付いています。片側にマチがあるので、大きく開くのはありがたい。

そして留め具はありません。これは使っていて感じたんですが、閉じて留められるってさほど重要ではない気がするんです。これは構造の妙ではありますが、閉じた状態で置いたときに片側がふわっと持ち上がることがありません(束のようなお札を入れたらさすがにちょっと膨らみますが…)。だからバッグに入れていてもポケットに入れていても、折ったフラットな状態がキープされます。であればそれでいいじゃないかって。

また留めるパーツがない分だけ軽くなり、さらに薄くなります。そう考えると、シンプルなのに本当によくできた財布だなと感じます。

開くと両側にカードポケットが3カ所ずつ、計6カ所あります。横から差し込む2カ所は余裕のあるサイズなので、スキミング防止のRFIDスリーブなどにカードを入れていても出し入れしやすい。

さらに開いた時の下部に硬い芯材が入っています。これはカードの段差をなくすために入れられていて、例えばお尻のポケットに財布を入れていた時に硬い椅子座ると、カードに段差が付いていて、それが原因で割れてしまう可能性があります。それを防ぐための芯材です。

本体自体は本当にやわらかいので、芯材があることでカードを守れるという安心感はあります。

そしてやわらかいことで、札入れは大きく開けます。これも必要なお札を探しやすくありがたいところです。

余計なパーツが付いていないことから、お札、小銭、カードを入れていても、今回紹介する3つの中では最もフラット感があり、ポケットに入れやすい。

ただしこの財布だけ、カラビナなどを付けられるループやリングは付いていないので、その点だけ注意です(トレールワレットにも付いていません)。

 

■普段使いでもストレスなしなパーゴワークス

【軽さ】★☆☆
【小ささ】★☆☆
【価格】★☆☆
【使い勝手】★★★

日本のアウトドアブランド、PAAGOWORKS(パーゴワークス)の登山用財布である「トレイルバンクM」(4180円)。今回紹介する3つの財布の中では、最も大きく重いモノになりますが、重さについてはこの財布でもたったの35g。どれもメイン素材はナイロン製で、正直大差ありません。ほぼ誤差です。

小銭入れは外側に付いています。メッシュになっていて、小銭の視認性は高くなっています。

そして3つの財布の中で最もマチ幅が大きく、ガバッと開きます。小銭の探しやすさや取り出しやすさは一番良いと感じました。

留め具には面ファスナー(ベルクロ)が使われています。斜めになった変わった構造は、片手でも開けるカタチとのことですが、片手で開くには少々コツがいります。実際に使っていたときは両手で開いていました。お札を出したりカードを出したりするときは結局両手を使うし、両手で開くのもさほど手間ではないので、そこはあまり気にならなかったかなという印象です。

内部はカードポケットが4カ所。これだけあれば十分です。さらに…

実は札入れ部分にもポケットが付いています。例えば、隠しポケットのようにカードを入れるでもいいですし、いざというときのために日本円や米ドルのお札を入れておくでもいい。こういうちょっとしたギミックが、アイデア構造のアウトドアギアが多いパーゴワークスならではです。

また札入れは片側がオープンになっているので、大きく開けるようになっています。そのため、お札を押さえるフラップ状の小さなゴム製パーツが付いています。正直これは使いませんでしたが、お札が飛び出しちゃうかもと心配な人にはありがたいのではないでしょうか。

また外側にはカラビナが付いています。無印がダブルリングだったのに対し、こちらはカラビナなので、財布だけでどこかに引っ掛けることも可能。こういったパーツ類にアウトドアブランドらしさを感じます。

実はこの「トレイルバンク」、無印の財布のような三つ折りのSサイズもラインナップしています。ですが、これまた無印と同様に札入れの片側はオープンになっていません。個人的にこの「トレイルバンクM」の最大の利点は、お札を確認しやすいことだと感じています。見慣れないお札から必要なものを必要な枚数だけ出すというのは結構大変です。そういう意味でも、3つの財布の中でも唯一のガバッと開きやすい構造は、価値があると思います。

*  *  *

今回紹介した財布、結論としては以下になります。

無印良品=とにかく小さいモノがいいなら

モンベル=ズボンのポケットに入れたいなら

パーゴワークス=日常使いと旅財布を兼用したいなら

もちろん人それぞれ好みがありますし、旅行先によってどれだけ現金を使うかも変わってきます。機会があれば、実際にお店で手に取って、使用感を確かめてみてはいかがでしょうか。

>> 無印良品

>> モンベル

>> パーゴワークス

<取材・文/円道秀和(GoodsPress Web)>

 

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