20年以上愛され続ける名機がリニューアル!“王道かつ定番”なフォアウィンズ「COMPACT CAMP STOVE」

▲幅広のブレードがバーナーヘッドを囲うように配置。“開” “閉”の印字がキャンプ未経験者にも優しい

「耐風性を高めた構造で、高い加熱力が一番の特徴です。五徳を幅広のブレード状にすることでウィンドシールドとしての機能を持たせており、より風の影響を受けにくく、熱を逃しにくい構造になっています。バーナーヘッドも風の影響を受けにくく、より熱効率のよい設計にしています」(フォアウィンズ 正木さん)

▲五徳のブレードが幅広かつバーナーヘッドを囲むように展開されるので、ある程度の風であれば風防がなくても使用可能。風の影響をうけにくい=熱が逃げにくいので、数値以上に火力を感じられます

▲気温25℃、条件下で、水温20℃の水1Lを約4分で沸騰させられるとのこと

ギミックによってサイズ感が大きく変わる機構ではないので、UL(ウルトラライト)系ギアのような最軽量、最小を謳うストイックなバーナーではありません。ですが、手のひらに収まる程度のサイズ感は商品名にある通りまさに“コンパクト”。

▲収納ケースに入れても手のひらサイズで名に違わぬコンパクトさ

ギアコンテナの中に忍ばせておいても邪魔にならないので、サブバーナーとしても優秀です。

また、燃料が入手しやすい点も◎。イワタニのカセットガスは、スーパーどころかコンビニでも売っているので、燃料をうっかり忘れてしまってもリカバーが容易です。OD缶より安いですしね。コンパクトなサイズ感と相まって、使い勝手の良さが際立ちます。

他にも圧電点火方式の点火機構が採用されているのもいい。簡単に言えばライターの“カチッカチッ”する部分のようなものですね。

▲点火装置とバーナーヘッドとの間には十分なクリアランスが確保されていて操作性もバッチリ

この部分も前身のジュニアコンパクトバーナーから引き続きなので、使い勝手が良いだけでなく、よりお得感を感じられるのもロングセラーモデルたる所以でしょうか。

また、フォアウィンズ正木さんによれば「キャンプはもちろんですが、場所を取らずに収納しておけるので、防災用品としてもおすすめです」とのこと。

岩谷産業では、災害発生時にLPガスの迅速な復旧を目的とした全国規模の防災組織を結成していたり、一度に100人分を同時調理できる「炊き出しセット」を自治体に寄贈していたり、大規模な自然災害時に被災地に支援物資としてカセットこんろ・ボンベなどを無償提供する支援基金を設立したりと、災害への対策をいくつも行っています。

コンパクトになるというキャンプ道具の特性からおまけ的に「災害への備えにもなりますよ」と言っているのではないわけです。今日までに起こった震災時には、実際にカセットこんろを提供するなどしていて、そのあたりの意識の高さを感じます。防災への取り組みをしている企業の製品となると、安心感もあります。

▲カセットガスの切込み凹部を、バーナーの容器受けガイド凸部に合わせてひねるだけでセット可能

 

■本体+カセットガスで支える安定感

使用時の安定感や安心感も長く続く人気の理由です。

▲本体の3本脚とカセットガスで自立するため、使用中の安定感が抜群

OD缶を燃料とする一体型のシングルバーナーに比べても、重心が低く、バーナーの3本脚とカセットガス缶でクッカーを支える構造で安定感は十分以上。

風防としても機能する五徳には、クッカーをがっちりホールドする爪も配置されています。

▲五徳の“爪”も見た目以上にクッカーをホールドしてくれる。個人的に一番感動したポイント

余談ですが個人的にシングルバーナーの五徳ってあまり信用してなくて、五徳の上をスルスルとクッカーが滑ってしまう印象があります。コーヒー用に沸かしたお湯が落下した悲しい思い出が蘇る…。もちろんクッカーの底の処理やバーナーとの相性にもよるんですけどね。

そんな、クッカーを載せた際の五徳の安定感も含めて「これひとつをギアケースやザックに詰めておけばひとまずOK」な安心感を得られるバーナーです。

▲焚き火調理がメインなソロキャンパーの痒いところに手が届くサイズ感と使い勝手

小型なので当たり前といえば当たり前なのですが、気になる部分で言えば大型のクッカーが使用できない点。メインバーナーとして使用するなら、クッカーは登山系の小型のものを。もちろん湯沸かしや簡単な調理であれば十分使えるので、サブバーナーをお探しの方にもおすすめです。

 

【次ページ】「ジュニアコンパクトバーナー」からどこが変わったのか

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