10年前を境に一気に進化した文房具6選【殿堂入りヒットモノ大全】

■使いやすさを追求した“プロ仕様”

プラス
「ノリノプロ」(432円)

ヘビーユーザーの使い勝手を追求して作られたプロ仕様のテープのり。故障を事前に防ぐトラブルレスな構造や、封筒の端にはみ出さずまっすぐ引けるガイド機能など、実は誰にとっても抜群の使いやすさを誇る。

▲ローラーの隙間から「はしピタ」ガイドが飛び出す。紙の端に添えて引くことでまっすぐなテープ貼りが可能

 

【殿堂入りポイント】

使い切るまでノートラブル

「とにかく壊れない!安定してる!糊カスを常時取り除くクリーニングローラーや、テープのたるみをなくすパワーギアなど、ユーザーからは気付きにくい、でも確実に効果を発揮するギミックを搭載。最後までノートラブルでテ ープが使い切れるのがスゴい」

 

■片手でスパッ!気軽に使えるポップアップふせん

スリーエム ジャパン
「ポストイット 強粘着ポップアップノート」(1296円)

一枚ずつふせんが出てくるポップアップ式のディスペンサー。ずっしりとした重量感があるので、片手で引き抜いても安定しているのがポイント。付属のふせんは強粘着タイプで、うっかり剥がれ落ちる心配も少ない。

▲専用のふせんは引き抜くだけで一枚ずつ取り出せる。75mm×75mmの大判タイプなので、メモとしても使いやすい

【殿堂入りポイント】

ティッシュ感覚で取り出せる

「ふせん使いこなしのコツは、とにかく勿体がらずにザクザクと使うこと。このポップアップタイプなら、電話を受けながら片手でサッと取り出せるなど、ほぼティッシュ感覚の気軽さで使うことができます。結果、仕事の効率もアップするから使って間違いなし」

■今やはみ出しても消せるのが定番

パイロット
「フリクションライト」(各108円)

“こすって消せる”でお馴染み、フリクションシリーズの蛍光マーカー。ラインの引きすぎ、引き間違いを軸後端のラバーでこすることできれいに消せるので、ミスを恐れず書き込める。消し跡からの重ね筆記も可能。全12色

▲こすった摩擦熱でインクが透明化するので、紙面に色のこりしない。ちなみに-20℃に冷やすと色は復活する

【殿堂入りポイント】

蛍光マーカーは消えた方が便利

「発売から10年が経ち、『蛍光マーカーは消せた方が便利』という事実も広く定着してきた感があります。手持ちの資料を得意先にFAXする時も、すでに引いたラインを消してキレイにしてから送信できるなど、使っているといろんな局面で助かることが多いはず」

■今後10年の定番を目指した良く切れる“普通のハサミ”

コクヨ
「サクサ グルーレス刃」(486円)

特殊形状のハイブリッドアーチ刃により、紙や革ベルト、クレジットカードまで軽い切れ味でサクッと切れる。前モデルからハンドルのクッション構造を無くすことでより多く指が入るようになり、力をかけやすくなった。全5色

▲刃の内側の接する部分を最小限にした3Dグルーレス構造。ガムテープの粘着材が刃にベタつかず、切れ味が長続きする

【殿堂入りポイント】

この切れ味が今後の業界標準

「見た目はいたってシンプルでなんの特徴もないんですが、それでいて500円以下でこの切れ味は異常と思えるほど。おそらく、今後しばらくはこの切れ味が文房具業界における基準となるだろうと予測しています。安くて普通で、とにかく良く切れる日常用ハサミ」

■なめらか筆記のジェットストリームをビジネス仕様に

三菱鉛筆
「ジェットストリーム プライム 単色ボールペン」(2376円)

黒インクをヘビーユースするビジネスマンに最適な、単色ノックモデルの高級ジェットストリーム。真ちゅうとステンレスを組み合わせた上質感のあるボディは、ノック音の柔らかさにまでこだわっている。0.5mm、 0.7mmの2種、全5色

▲インクはお馴染みの低粘度油性ジェットストリームインク。さらさら、スルスルとした書き味が楽しめる

【殿堂入りポイント】

ビジネス油性ボールペンの最適解

「油性ボールペンに革命を起こしたとまで言われるなめらか筆記のジェットストリームを、ビジネスの現場でも使いやすいシンプルな金属軸に搭載。ペン先に適度な重量感を与えることで書きやすさもアップして、もはや『ペンはこれ一本でいい』と思えるほど

■ページが自由に差し替えられる進化型リングノート

LIHIT LAB.
「ツイストノート A5サイズ」(324円)

開閉自在のツイストリングで綴じられたリングノート。見開きページ両端の○印を持って斜め上下に引くとリングが開き、ページ差し替えが可能に。サイズはセミB5・A5のほか、 A7メモや単語帳までバリエーションが揃う。全10色

▲斜めに引けば簡単に開くが、それ以外はがっちり固定されるツイストリング。綴じるときは指でつまむだけ

【殿堂入りポイント】

いうことなしの最強リングノート

「360°折り返せるなど従来のリングノートのメリットはそのまま、ツイストリングで綴じ直し可能。ルーズリーフバインダーより軽量コンパクトで、愛用のリングノートと同じ穴数なら分解してページ流用もできるという使い勝手の良さ。まさに最強のノートです」

 

【次ページ】文房具がここ10年で大幅に進化した背景とは

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