アウトドアズマンがセレクト!俺的ベストバイギア24選【2021夏 キャンプギアベストヒット】

■パックラフトにハマり川旅向きギアに注目

山口健壱さん
イラストレーター。全国のキャンプ場で働きながら旅した経験をもとに、キャンプ場を作るのが目標。YouTube「ハピキャンチャンネル」でキャンプやアウトドアの役立ち情報を発信中。www.youtube.com/channel/UCA68Shqb4fCczxiT6Gk6gvw

 

▼失敗が許されないソロの炊飯はコレにおまかせ

テンマクデザイン
「タクティカルライスクッカーセット」(1万780円)

作るものによって持っていくクッカーをチョイスしています。ザル付きなのもイケてるし、フッ素加工が便利すぎて他の鍋に戻れません。(山口さん)

カヌーガイド監修のソロ用クッカーセット。失敗なく炊飯できるライスクッカーと麺料理に重宝するザル付きで、さらに小鍋にはケトルのような注ぎ口が付いている。「キャンプでの煮炊き・焼きなど調理全般をカバーできまる万能セットです」
●重量772g、収納サイズφ16.4×12.2cm

▲焚き火にかけてもよし。「パックラフトでの川旅直火調理用に購入しました」

 

▼松脂たっぷりで濡れていても火がつく!

ライトマイファイヤー
「ティンダーオンアロープ」(660円)

そのへんの小枝を使って、秒で焚き火スタートできるので素早く暖を取れます。案外使い切らず、長く使えるのも気に入ってます。(山口さん)

いわゆる松の木の棒で、持ち運びやすいようロープが通されている。単純だが、油分を80%含んでいるため雨に濡れても火がつく心強い着火剤だ。「川旅でどんなにビショビショになってもこれのおかげで火が着きます。便利!」
●重量50~70g、サイズ2.2×2.2×15cm

▲ナイフで削りとって使う。残ってもバラバラにならず、携行しやすいのもメリット

 

▼レトロかわいい絶妙ストーブ

田中文金属
「tab.缶ストーブSE」(5940円)

レトロクールな缶ストーブ。コンパクトにはなりませんが少人数キャンプにピッタリ。BBQをしたくなる謎の高揚感を得られます。(山口さん)

ペール缶型ウッドストーブで、内側に燃焼室を設けた2層構造のためきれいに燃える。蓋がゴトクとなっているので、薪、木炭、豆炭などを使ての調理もOK。独自のフィックスストリーム機構により燃焼効率が従来モデルの約1.2 倍となった。

▲「別売のワイドグリルを載せた佇まいも文句なしです」写真は山口さん私物で従来モデル

 

■数多くのギアをテスト!その経験をもとに良質な道具を購入

小清水哲郎さん
アウトドアコンサルタント、Wilderness Risk Management Japan理事。野外プログラムの開発、野外教育の指導などを行っている。長年の経験を活かし、WEBメディアでは数多くのアウトドアギアをテストし、レポートしている。

 

▼総重量2.1kgでアンダー2万円

ネイチャーハイク
「モンガー2 ウルトラライトテント20D」(1万8900円)

夏用の軽いツーリングテントを探していて、見つけたのがコレ。この素材、ゆとりある居住性で2万円を切るテントはかなり優秀です。(小清水さん)

フライとフロアは20Dシリコンナイロン、すべて連結されたポールは7001高強度アルミニウムで最小重量は1.8kg。設営しやすく、フルメッシュインナーのため夏でも蒸れずに快適に過ごせる。フットプリントとペグも付属していてコスパ良好だ。
●重量2.1kg、サイズ210×135×H100cm

 

▼5cm厚で冬も快適な寝心地を実現

サーマレスト
「ベースキャンプ レギュラー」(1万1550円)

バルブを開くとふっくらふくらみ、河原だろうとキャンプサイトだろうと心地よく眠れます。R値が高いので冬のキャンプも朝までぐっすり眠れます。(小清水さん)

5cm厚で地面のデコボコや冷たさが伝わりにくいインフレーターマット。断熱力を示すR値は6.0で同社トップクラスを誇り、冬キャンプの冷え対策にもってこい。体の沈み込みを抑えた安定感ある寝心地で遊び疲れた体の回復をサポートする。
●重量1.14kg、収納サイズφ18×54cm

 

▼保温力の高い真空二重構造ボトルで本体重量500g以下

SIGG
「ジェムストーン 1.1L」(6490円)

肌寒い雨の中、出発前にいれたミルクティーが半日たっても熱々のままでした。保温力の高いポットは“熱々”好きには◎です。(小清水さん)

回して注ぐ伝統的な中栓を採用することで温度変化が少なく、保温力18時間、保冷力25 時間。内側の壁を薄くすることで重量を30%削減することに成功した。
●重量480g、サイズφ8.7×29.3cm

 

■新しく迎えたのは徒歩キャンプを充実させるギア

円道秀和
WEBメディア『&GP』アウトドア担当。高校時代のワンダーフォーゲル部でアウトドアに触れ、キャンプに行くように。現在は趣味よりもビジネスキャンプの比率が多めなのが悩みのタネ。

 

▼小さくて軽い!ソロ向きクーラー

グラナイトギア
「エアセルブロックスM」(4620円)

肉を保管するために購入。真夏はキャンプしないのでほかの食材はいれません。軽いし容量も十分です。(円道)

新素材テンプトロールを採用し熱伝導の95%を防ぐため極めて高い保冷・保温効果を得られる。クーラーバッグとして使うほか、保護パッド入りなので小物整理用のケースとしても優秀だ。
●サイズ24×12×8cm

 

▼焚き火料理にぴったり携行性も良好

藤田金属
「モーニング&トーストカリふわパン 使いやすい鉄 中」(2321円)

焚き火料理の鉄板がわり。薄く、パックに差し込みやすい形がイイんです。(円道)

1.6mm厚の鉄板を使っており熱伝導率も保温性も良好。いつもの食パンがカリッ・内側ふわっと焼き上がる。ハンドルが短く、テーブルに出しても、オーブンにいれてもよし。
●重量700g、サイズφ24.5×34×H4.5cm

 

▼単4も専用電池も使える2ウェイが頼もしい

マイルストーン
「MS-H2 ハイブリッドモデル・ウォーム」(5280円)

専用リチウム電池でも乾電池でも使えるのが便利。雰囲気のいい電球色の光で、キャンプではワイドに照らしています。(円道)

パワフルだけどやさしい電球色の光は約420ルーメン。140m先まで照らす超スポット照射と足元を広く照らすワイド照射、ミックスビームの3つの照射パターンを用意している。
●重量65g、サイズ5.7×3.3×H4.2cm

※2021年7月6日発売「GoodsPress」8.9月合併号100~105ページの記事をもとに構成しています

>> 【特集】2021夏 キャンプギアベストヒット

<取材・文/大森弘恵>

 

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